【完全ガイド】中学受験サピックスの1年スケジュールと月別対策

その他雑記

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はじめに

中学受験を目指すお子さんをお持ちの保護者の皆さん、こんにちは。

お子さんの中学受験に向けて、何から準備すればいいのか、どんなスケジュールで進めていけばいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

中学受験は、お子さんにとっても保護者にとっても、人生で初めての大きなチャレンジです。しっかりとした計画を立てて、万全の体制で臨むことが合格への第一歩となります。

そこで今回は、中学受験の大手塾の一つであるサピックスの1年間のスケジュールを、月ごとに詳しく解説していきます。

サピックスでは、6年生の2月から本格的な受験勉強がスタートし、月ごとに講習や模擬試験、面談などが行われます。それぞれの時期に何を準備し、どんなことに気をつけるべきなのか、ポイントを押さえておくことが重要です。

また、塾のスケジュールに合わせて、家庭でのサポートも欠かせません。お子さんの体調管理や、志望校選びなど、保護者の役割も大きいのです。

このブログ記事を通して、1年間の流れをイメージしながら、お子さんに合ったサポートができるようになれば幸いです。

受験生の皆さんが、充実した1年を過ごし、志望校合格を勝ち取れるよう、精一杯応援しています!それでは、さっそく月ごとのスケジュールを見ていきましょう。

2月

塾サピックス
  • 新6年生スタート
  • 平日2日@16:30〜21:00、土曜特訓13:30〜19:00

解説:
2月から新6年生の授業が始まり、いよいよ受験学年としての勉強がスタートします。平日は週2日、夕方4時半から夜9時まで3コマの授業があり、土曜日は午後1時半から7時まで特訓授業が行われます。
授業時間が大幅に増えるため、子どもの体調管理や生活リズムの調整が重要になってきます。学校と塾の両立で疲れが溜まりやすいので、休息時間を上手に取り入れましょう。
失敗例としては、授業についていけなくなって挫折してしまったり、体調を崩して欠席が増えたりするケースがあります。
一方、早めに受験モードに切り替えて計画的に勉強を進められた、というのが成功例として多く聞かれます。

保護者
  • 塾の1日当たりの授業時間が格段に増える
  • 家庭学習の調整。生活リズムや体調確認
  • 習い事の調整
  • 家庭学習の量が増えるため、自宅の学習環境を整える

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解説:
子どもの塾での拘束時間が長くなるため、家庭学習の時間確保が難しくなります。宿題の量も増えるので、効率的なスケジュール管理が必要です。
また、体調管理も重要なポイントです。睡眠時間を十分に取れているか、栄養バランスの取れた食事ができているかなど、日々の生活リズムをチェックしましょう。
習い事については、受験勉強との両立が難しいようであれば、一時的に休むことも検討します。ただし、リフレッシュに役立つ習い事は続けるのもよいでしょう。
失敗例としては、勉強と習い事の両立で子どもに負担がかかりすぎたり、生活リズムが乱れて体調を崩したりすることが挙げられます。
成功例としては、子どものペースに合わせて無理のない計画を立て、メリハリをつけて勉強に取り組めた、ということが多いです。

3月

塾サピックス
  • 春期講習(3/27〜4/2@6日間 14:00〜18:00)

解説:
3月下旬から春期講習が始まります。計6日間で、午後2時から6時まで授業が行われます。
この時期は、5年生の総復習や、新領域の学習が中心となります。組分けテストや復習テストがあるため、講習の成果が重要になってきます。
失敗例としては、基本的に小学校の宿題がないため、だらけてしまい講習に集中できなかったというケースがあります。
成功例としては、春期講習で学習内容を定着させ、新学年の学習にスムーズに入れた、というのが多く聞かれます。

保護者
  • 子と志望校の(およそ)決定する
  • 志望校のイベントないか確認

解説:
3月は子どもと一緒に志望校を具体的に考える時期です。模擬試験の結果や、学校見学の印象などを踏まえて、現時点での第一志望校を決めておきましょう。
また、春休み中は志望校のイベントが多く開催されます。説明会やオープンキャンパスなどに参加して、学校の雰囲気を直接感じ取ることが大切です。
失敗例としては、志望校選びが漠然としていて、目標を定められなかったというケースがあります。
成功例としては、春休みを利用して志望校の情報収集を積極的に行い、モチベーションを高められた、というのが多いです。
ただし、この時点での志望校はあくまで仮のものです。今後の模試の結果や、学校の方針変更などで変わる可能性もあるので、柔軟に対応していくことが必要です。

4月

塾サピックス
  • 4/中旬 サピックスオープン 昼食を用意

解説:
4月中旬に行われるサピックスオープンは、6年生にとって初めての本格的な志望校判定模試です。午前中にBタイプ、午後にAタイプのテストを受験し、昼食をはさんで長時間の試験となります。
お弁当は自分で用意する必要があるので、事前に準備しておきましょう。教室外で食べることはできないため、おかずを選ぶ際は匂いの強いものは避けるなどの配慮も必要です。
失敗例としては、お弁当を用意し忘れて昼食が取れなかったり、午後の試験で集中力が切れてしまったりするケースがあります。
一方、この模試を通して本番の雰囲気を体験できたことで、入試本番に向けての意識が高まったという声も多いです。

保護者
  • 志望校調査用紙を塾に提出
  • 中学受験ナビ本を買う(毎年4月ごろ発売)
  • 合同学校説明会、学校見学、体験授業など申込開始日の把握(学校によっては3〜4月開催もあり)

↓受験案内の詳しい内容と比較はコチラ

解説:
4月は志望校選びが本格化する時期です。まずは塾に志望校調査用紙を提出し、担当講師と相談しながら志望校を絞り込んでいきます。

志望校調査用紙の記入事項とは?
・志望校…第3志望まで(家庭内で意見が異なる場合の記入欄あり)
・受験校…1月中、2月1日、2日、3日、4日以降で受験を考えている学校をすべて記入。各日5校まで記入できるので、可能性があれば書く。
・志望のポイント…重視項目(校風、生活指導など)、学校タイプ①(進学校、大学付属校、他校可能な受験校)、学校タイプ②(男子校、女子校、共学)、宗教色(カトリックなど)、通学時間(〇〇分)
・その他志望校の特記事項…サッカーが活発なところなど個人的な希望
・海外生活の有無…帰国生枠の受験の可能性の把握のため記入
・志望校で聞きたいこと…志望校選びで講師に聞きたいことを記入
・学習面での相談…普段の学習で困っていることなどを自由に記入。

また、この時期に発売される「中学受験ナビ」は、受験情報が満載の必携書です。学校の詳細な情報や偏差値、受験体験記などが掲載されているので、早めに購入しておくと良いでしょう。
4月から各中学校の説明会や見学会、体験授業の申込みもスタートします。人気校は予約が取れないこともあるので、早めの行動が肝心です。
失敗例としては、説明会の予約が取れなかったり、見学に行く前に申込みが締め切られていたりするケースがあります。
一方、積極的に学校訪問して情報収集できた、志望校の雰囲気を肌で感じられたという声が多いです。

5〜6月

塾サピックス
  • 保護者と面談
  • GS特訓(5/3〜5@3日間 9:00から17:00) 昼食を用意
  • 6/9 サピックスオープン 昼食を用意

解説:
5月から6月にかけては、塾での面談や特訓が行われる重要な時期です。
ゴールデンウィーク中のGS特訓は、午前9時から午後5時までの長時間特訓が3日間続きます。志望校の過去問演習などを通して、入試レベルの問題に触れる貴重な機会となります。
昼食は自分で用意する必要があるので、お弁当の準備を忘れずに。1日7時間の授業を受けた後なので、夕食の量も調整しましょう。
6月にも再びサピックスオープンが実施されます。4月の結果と比較して、自分の成長を実感するチャンスです。
失敗例としては、GS特訓の疲れから体調を崩してしまったり、サピックスオープンの結果が伸びなかったりするケースがあります。
一方、GS特訓で弱点克服ができた、サピックスオープンで志望校判定が上がったという声も多いです。

保護者
  • 塾と面談
  • 合同学校説明会、学校見学、体験授業に参加

↓塾と面談に臨む前にぜひ読みたい

解説:
5月から6月は、塾での面談を通して志望校選びを具体化していく時期です。模試の結果や、説明会の情報をもとに、担当講師とよく相談しましょう。
合同説明会や学校見学、体験授業にも積極的に参加して、学校の雰囲気を直接感じ取ることが大切です。子供の意見もよく聞いて、最終的な志望校を絞り込んでいきます。
失敗例としては、説明会で聞きたいことが聞けなかったり、子供の意見を無視して親の希望を押し付けたりするケースがあります。
一方、複数の学校を見学して比較検討できた、我が子に合った志望校を見つけられたという声が多いです。
面談では、具体的な学習方法についても相談しておくと良いでしょう。講師のアドバイスを素直に聞いて、家庭学習に生かしていくことが合格への近道です。

7〜8月

サピックス
  • 夏期講習(7/21〜8/23@23日間 13:30〜19:30)

解説:
夏期講習は中学受験の重要な時期で、23日間にわたって集中的に学習します。授業時間は13時30分から19時30分までと長時間に及びます。
この期間の学習内容は、9月以降の授業の予習的な位置づけになります。また、夏休み明けのテストでコース昇降が決まるため、講習中の学習内容の定着が重要です。
失敗例としては、夏休みをダラダラ過ごしてしまい、学習リズムが乱れてしまうケースがあります。
一方、夏期講習を有効活用して学力を伸ばせた、というのが成功例としてよく聞かれます。

保護者
  • 夏休みの家庭学習管理。
  • 夏休みでオープンキャンパス多い。子どもと日程調整

解説:
夏休み中は塾の宿題や家庭学習の量が増えるため、保護者が子どもの学習管理をしっかり行う必要があります。計画を立てて、こまめに声をかけてサポートしましょう。
また、夏休みは学校説明会やオープンキャンパスが多く開催される時期です。子どもと一緒に参加して、志望校の雰囲気を確かめたり情報収集したりしましょう。
失敗例としては、夏休みの計画を立てずに勉強が疎かになったり、志望校のイベントに参加し損ねたりすることです。
一方、夏休みを有効に使って受験勉強を進められた、志望校の見学をして最終的な判断ができた、などが成功例として挙げられます。

9〜11月

塾サピックス
  • SS特訓開始(日曜9:00~19:00?)
  • 過去問演習開始
  • 保護者と面談

解説:
9月からは日曜日にSS特訓が始まります。朝9時から夕方7時頃まで、1日がかりの特訓授業です。本格的な過去問演習もスタートし、受験モードに突入します。
この時期は、志望校に向けて過去問の傾向をつかみ、得意・不得意を分析していく大切な時期です。講師からの的確なアドバイスを受けて、戦略的に学習を進めていきましょう。
失敗例としては、過去問演習が本格化する前に、勉強への取り組みが甘くなってしまうことが挙げられます。
一方、過去問演習に真剣に取り組み、自分の弱点を克服できた、というのが成功例です。
また、この時期に塾で保護者面談が行われます。お子さんの現状と、今後の対策について担当講師と話し合う重要な機会です。率直に疑問や不安を伝え、アドバイスをもらいましょう。

保護者
  • 塾と面談
  • 緊張感が高まるため子の受験に伴うストレスを和らげるよう心がける
  • 志望校の情報収集を続ける
  • 子どもと一緒に最終的な志望校(チャレンジ、相応、安全)を確定

解説:
9月以降は受験に向けて緊張感が高まる時期です。子どものストレスに寄り添い、リラックスできる家庭の雰囲気作りを心がけましょう。
イライラしてプラスになることはないので、子どもの行動が意に沿わないこともあると割り切ることが必要です。子どもの気持ちを受け止め、精神的に支えてあげてください。
志望校選びも大詰めを迎えます。説明会や相談会に足を運び、情報収集を継続しましょう。「難易度」「入試科目」「入試日程」の3つの観点から総合的に判断します。
模試の結果も参考にしながら、チャレンジ校、実力相応校、安全校のバランスを考えて最終決定します。子どもの意見を尊重しつつ、親としての考えもしっかり伝えることが大切です。
失敗例としては、子どものストレスサインに気づかなかったり、志望校選びが遅れてしまったりすることです。
成功例としては、子どものメンタルケアをしっかり行い、納得のいく志望校を決められた、ということが挙げられます。
最終的な志望校の決定は、受験勉強の総仕上げにも直結します。親子でよく話し合い、前向きな気持ちで臨めるようサポートしてあげてください。

12月~1月

塾サピックス
  • 冬期講習6日間
  • 正月特訓4日間 9:00~18:00

解説:
12月から1月にかけては、いよいよ受験本番が近づいてきます。冬期講習が6日間、正月特訓が4日間行われ、朝9時から夕方6時までみっちり勉強します。
この時期の講習では、志望校の過去問を使った実戦的な演習が中心となります。本番を想定した時間配分やメンタル面のコントロールも指導されます。
失敗例としては、体調管理が疎かになって講習に集中できなかったり、本番に向けての調整がうまくいかなかったりすることです。
成功例としては、講習で本番の感覚を掴み、自信を持って試験に臨めた、ということが挙げられます。

保護者
  • 受験出願。入試期間のスケジュールを立てる
  • 小学校を休むタイミングの決定
  • 健康管理。家族の分離検討(兄弟が風邪をもらってくる)

解説:
12月から1月は受験の出願手続きを行う時期です。試験日や提出書類の締め切りなどを把握して、スケジュールを綿密に立てる必要があります。
受験直前は学校を休ませるタイミングも考えましょう。体調管理が何より大切なので、兄弟がいる場合は感染症対策のために家族を分けて生活することも検討します。
失敗例としては、出願書類の提出が遅れてしまったり、体調を崩して試験当日に万全の状態で臨めなかったりすることです。
成功例としては、計画的に出願手続きを済ませ、体調管理を徹底して本番に備えられた、ということが挙げられます。

まとめ

中学受験の1年間のスケジュールと、塾と保護者の役割について詳しく解説してきました。

2月から始まった新6年生の授業から、夏期講習、秋以降の過去問演習、そして冬期・正月特訓と、受験に向けて徐々に学習内容が難しくなり、緊張感も高まっていきます。

塾では集中的な授業や演習で学力アップを図る一方、保護者は家庭学習の管理、志望校選び、体調管理など、子どもの受験生活を支える重要な役割を担います。受験勉強は長丁場で、時には挫折しそうになることもあるでしょう。

しかし、塾の先生やクラスメイトと励まし合い、保護者からの愛情あるサポートを受けながら、一歩ずつ前進していけば、必ず合格への道が開けるはずです。

そして迎えた2月。いよいよ中学受験本番の時期です。これまでの努力の成果を信じて、自分の力を存分に発揮してください。

受験当日は緊張するかもしれませんが、深呼吸をして落ち着いて臨みましょう。

合格発表の日まで気が抜けませんが、結果に関わらず、受験勉強を通して得た知識や経験は、きっと皆さんの将来の糧になるはずです。

保護者の皆さんも、我が子の健闘を信じて、温かく見守ってあげてください。中学受験に挑む全ての子どもたちが、志望校合格という目標を達成できますように。最後まで諦めずに頑張れ!

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