折り紙同好会あり】高輪中学校の学校説明会。私が感じた3つの印象

2 学校説明会レポート

高輪中学校は1922年に京都西本願寺により開設されました。当初は仏教系の学校でしたが、現在は無宗派となっています。

2022年に創立100周年を迎え、長い歴史の中で教育理念「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」を掲げ、物事の本質を探究する姿勢を重視してきました。

都心に位置しながらも緑豊かな環境で、時代とともに進化しつつ伝統を守り続けています。

私が、説明会で感じたが校の魅力をお伝えします。

高輪中の基本情報

  • 偏差値: 60(四谷大塚結果80偏差値より、試験日・男女別の偏差値のうち、もっとも高い数値を表示)
  • ホームページ: 高輪中学校公式ホームページ
  • 住所: 東京都港区高輪2-1-32
     都営地下鉄浅草線・京浜急行線「泉岳寺駅」A2出口から徒歩3分
     都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「白金高輪駅」出口1から徒歩5分
     山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ駅」出口から徒歩6分
  • Googleマップの表示:

高輪中の特徴

雰囲気に学校の校訓が現れている

校訓は「自主堅正」であり、教育理念として「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」を掲げています。

教育方針と設備

高輪中学校では、物事の本質を探究し続ける姿勢を重視しています。

  • 全生徒にタブレットPCの導入
    2022年度からはタブレット型PC(Microsoft Surface Go 4)を導入し、各教室には電子黒板機能付きプロジェクターが設置されています。校庭は2023年にリニューアルしており、きれいに改修されていました。
※私の好きな「MacbookAir」は海城中やN中等部が採用しているらしい。
  • 校庭の改修工事が完了
    2023年に校庭の改修工事が完了したようで、とてもきれいな校庭になっていました。
  • 真面目な教育姿勢
    学校の目標は「人を育てる」と「大学進学のための指導」です。中学2年生の2学期で中学課程を終わらせるなど、先取り教育や補習、検定試験の充実を図っています。
    英会話は少人数(クラスを半分に分ける)で行われます。
    数学検定や英語検定、漢字検定の実績もあります。

課外活動と進学実績

課外研修としては、中学1年生で長野車山、高校2年生でオーストラリアへの研修があり、アメリカやニュージーランドへの留学も希望制で実施されています。進学実績としては、東大や京都大学、一橋大学などへの合格者も出ています。

  • 合格実績
    東大2.京都2 一橋2 東北3
    早稲田大学R5@36→R6@48、慶應義塾大学R5@11→R6@27など
  • 進学
    国公立22、早慶上理42、gmarch40
入学偏差値に対して合格実績は相応といったところでしょうか。良いと思っています

私の印象

アクセスや立地は?

高輪中学校は都心に位置しながらも緑豊かな環境にあります。最寄り駅からのアクセスも良好で、以下の駅から徒歩圏内。

泉岳寺駅からは横断歩道を1度渡る必要はあるが、道もスッキリ。お寺の敷地をとおるので、雰囲気が良い。

学年のクラス数は?

40~43人が1クラス。1学年6クラスのため中規模。

マンモス校(1学年10クラスあるような学校)ではないので、先生の目が届きやすい。また後述するが、養護の先生とカウンセラーがそれぞれ複数人在籍してる。

入試情報

入試は3回行われ、倍率は上昇傾向にあります。算数の単科目受験も可能で、途中式や考え方も採点の対象となります。複数回受験のメリットは基本的にはないものの、繰り上げ合格は複数回受験した生徒のみが対象です。

  • 日程3回と算数入試の倍率
    AB日程3.5倍 C日程6.8倍、算数午後3.8倍(R5の試験では3.4→4.1倍に上昇)
算数単科目の受験は、算数1時間。しかし、途中式や考え方も採点対象。注意して勉強を。
  • 複数回受験について
    メリットは基本的にはない。
    しかし複数回受験した場合は、繰り上げ合格の可能性が出てくる
繰り上げ合格は、複数回受験した生徒のみ。(3回受験は、点数が惜しい(近い)2回を採用)
R5は繰り上げ合格30名。R3は3名 年度によって繰り上げ合格がない年がある

勝手に評価@良いところとデメリット

良いところ

  • アクセスの良さ:
  • 高輪中学校は都心に位置しながらも緑豊かな環境にあります。最寄り駅からのアクセスも良好で、以下の駅から徒歩圏内
    • 都営地下鉄浅草線・京浜急行線「泉岳寺駅」A2出口から徒歩3分
    • 都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「白金高輪駅」出口1から徒歩5分
    • 山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ駅」出口から徒歩6分
  • 最新の教育設備の導入に積極的
  • 2022年度から生徒全員にタブレット型PC(Microsoft Surface Go 4)を導入し、各教室には電子黒板機能付きプロジェクターが設置されています。これにより、最新の教育技術を活用した授業が行われています。
PCは自腹みたいなので、15万円程度が必要。
  • 部活動の充実
  • 部活動への参加率は92%。私が学校説明会を通じて感じたのは、特に文化系の部活動が活発であること。学校内に部員募集のポスターがあったが、折り紙同好会の経済研究同好会?は目立ったものの、体育会系の部活の張り紙は少ない印象でした。
    琉球三線同好会、ゴルフ部など珍しい部活もあるようです。
  • 進学実績:
  • 高輪中学校は東大や京都大学、一橋大学などの難関大学への進学実績があります。特に、数学検定や英語検定、漢字検定の実績も高く、大学進学のための指導が充実しています。
  • 生徒のメンタルサポートが充実
  • 説明会では、養護の先生2名とカウンセラーが2名が在籍しており、生徒のサポートを行っているとのこと。生徒以外にも保護者からの相談ものっているとのこと。ADHDや多動、落ち着きがない子のサポートも期待できるかもしれません。
養護の先生とカウンセラーがそれぞれ複数名いることは、珍しく充実していると思いました。
(私は学校説明会では、息子が落ち着きがないため、サポート体制について必ず質問しています。)

デメリット

  • 設備の古さ:
    学校の建物や設備がやや古く、校舎内が暗い印象を受けることがあります。特に、学校説明会に行った時、窓ガラスがスモークされていたり、カーテンが閉まっていました。屋外の天気や雰囲気を楽しむことが難しいという点が挙げられます。
    学食は狭かったし、パイプ椅子や丸椅子で質素なものだった。箱物の古さは否めない。
窓ガラスがスモークなのは近隣関係の配慮なのか、都心の学校ではあたりまえなのかわかりませんが、少し残念に感じた。
  • 派手さの欠如:
    学校全体の雰囲気が派手ではなく、こじんまりとした印象を受けることがあります。これは、堅実な子どもの成長を期待する一方で、活気に欠けると感じる人もいるかもしれません
    男子校特有の雰囲気なのか、のんびりした雰囲気がある一方で、共学に比べて多様性に欠けると感じる人もいるかもしれません。
  • 入試の倍率上昇
    入試の倍率が上昇しており、人気校となっているため、入学が難しくなっている点もデメリットとして挙げられます。

高輪中学校の折り紙同好会について

東京都内の折り紙活動がある中学受験校はコチラ

↓併せて読みたい【東京都内の折り紙活動がある中学受験校】

概要

  • 活動名称: 折り紙研究会
  • 活動内容: 高輪中学校の折り紙研究会は、折り紙の技術を高めることを目的に活動しています。部員たちは新しい折り紙の本を購入し、複雑な作品の制作に挑戦しています。2023年 第76回高学祭(文化祭)ではその成果を展示し、来場者に折り紙の魅力を伝え総合大賞を受賞しています。

高輪中学校の折り紙同好会は、文化系の部活動の一つとして活動しています。部員数は中学生5名、高校生7名の計12名で、少人数ながらも活発に活動しています。

校内には折り紙同好会募集のポスターが沢山貼っており、活発な印象です。
  • X(Twitter)のアカウントもあります
  • youtube(高輪学園)のアカウントの中に折り紙同好会の活動も紹介されています。
高輪学園
高輪中学高等学校(東京都港区高輪)の公式チャンネルです。

活動内容

折り紙同好会の活動は多岐にわたります。

  • 作品制作:基本的な折り技の習得から高度な作品制作まで行います。
  • 展示と発表:文化祭や地域のイベントで作品を展示し、発表します。特に「高学祭」では総合大賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
  • 地域貢献:地域の祭りやイベントに参加し、折り紙の楽しさを広める活動も行っています。例えば、2023年10月29日に高輪ゲートウェイ駅で開催された「高輪地区まつり」にも参加しました。

息子の感想

校内見学をすると高輪学園折紙同好会のポスターが数か所貼ってありました。

Xやyoutubeを見るととても活発な印象があり。息子もSNSでの発信を見て、憧れに似た印象があるみたいで、高輪学園にいい印象があるようでした。

まとめ

メンタリストDaiGoさんの出身校

メンタリストDaiGoさんは高輪中学校の出身であり、彼の高校時代のエピソードがいくつかあります。以下にその概要をまとめます。

DaiGoさんは高校時代、天然パーマの髪型をしていました。しかし、体育教師から「パーマは駄目だから直してきなさい」と怒られたため、仕方なくストレートパーマをあてることにしました。ストレートパーマをあてると髪の色素が抜けて茶色くなってしまい、再び学校で「何で茶色くしているんだ」と怒られ、黒く染め直すように言われたというエピソードがあります。このような経験から、DaiGoさんは学校生活の中で様々な困難を乗り越えてきたことが伺えます。

まとめ

高輪中学校は、アクセスの良さや教育理念、最新の教育設備、充実した部活動、進学実績、カウンセラーなどのサポート体制など、多くの良い点があります。

一方で、建物の古さや派手さの欠如を感じたり、男子校特有の雰囲気、入試の倍率上昇などのデメリットも存在します。

しかしながら、折り紙同好会の活発さは魅力です。総合的に考慮して、とても魅力的な学校でした。

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