サピックスの面談に行ってきた(これから面談の人への「5つのアドバイス」)

4. SAPIXで中学受験

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こんにちは。

今回は、サピックスの面談に行ってきた体験をシェアしたいと思います。

中学受験を控えたお子さんを持つ親御さんにとって、塾での面談は、子どもの学習状況や志望校選びについて具体的なアドバイスを受けることができます。

この記事では、面談の流れや塾からの質問内容についてお伝えします。

はじめに

まず面談は6年生の5月から6月くらいにかけて行われます。4月上旬までに志望校調査用紙(下記参照)の提出が求められます。調査用紙には「受験校、志望理由など」を記入する必要があるので、ご家庭ではそれまでにある程度、受験校を決める必要があます。提出された調査用紙により塾との面談が行われます。

↓この記事は、下記の続きになります

(参考)
サピックスの志望校調査用紙の記入事項とは?
・志望校…第3志望まで(家庭内で意見が異なる場合の記入欄あり)
・受験校…1月中、2月1日、2日、3日、4日以降で受験を考えている学校をすべて記入。各日5校まで記入できるので、可能性があれば書く。
・志望のポイント…重視項目(校風、生活指導など)、学校タイプ①(進学校、大学付属校、他校可能な受験校)、学校タイプ②(男子校、女子校、共学)、宗教色(カトリックなど)、通学時間(〇〇分)
・その他志望校の特記事項…サッカーが活発なところなど個人的な希望
・海外生活の有無…帰国生枠の受験の可能性の把握のため記入
・志望校で聞きたいこと…志望校選びで講師に聞きたいことを記入
・学習面での相談…普段の学習で困っていることなどを自由に記入。

面談までの流れ

日時調整

志望校調査用紙をサピックスに提出すると、4月下旬頃までに電話があり、面談日時の調整が行われます。なお、面談日時は基本的に「平日の午後1時から3時」頃を目安に行われます

面談前日

私が面談前日までにやったことは以下です

  • 質問事項を再確認(下記の記事のリンク先を参照してください)
  • 息子に「明日、サピックスの面談があるよー。先生と話してくるね」と伝えた

※子どもに伝えることで、先生に聞いておいてほしいこと。子どもの当事者意識が高まると考えたためです。

面談当日(面談まで)

持ち物

  • A2サイズの中学入試日別偏差値一覧
  • メモ帳
  • 筆記用具
  • 手土産(原則なくて良い)

当日は、約束の時間の5分前に教室の受付に到着。受付にはすでに先生が書類を持って待っていてくれました。受付の方と先生に「○○です。はじめまして、よろしくお願いします」と挨拶をし、面談で使う教室に案内されました。

サピックスの教室部分に入るのは初めてで、廊下はやや狭い印象。教室は大きい部屋や小さい部屋など、複数の種類があるようです。

案内された教室では、私は手前の席に座り、先生は奥側の席に座りました。着席前に名前と「よろしくお願いします」と挨拶し、持ってきた手土産(2000円くらいのお菓子)を渡しました。

サピックスでは、面談時の手土産は必須ではありませんが、講師への感謝の気持ちを入れて渡しました。先生は快く受け取ってくれました。

面談内容

塾からの質問

面談が始まると、息子のことについて質問がありました。

  • 体調のこと

息子は体調について心配がありますので、その話をしました。個人のことなので、内容は書きませんが、今は元気で大丈夫。最後まで出来ると思うと回答しました。

  • モチベーションのこと

次に、息子のモチベーションについて聞かれました。この質問の意図は、科目によってはやる気がないように思われているんだろうなと思います。授業態度もムラがあるだろうと。

私からはやる気は上がってきていて、少しづつ中学受験が他人事から自分ごとに変化しつつあるみたいな回答をして濁しました。

息子はまだ好きな習い事も並行してやっているため、勉強一本には集中できていないことを伝えました。親としては、そろそろ勉強一本にするように息子に働きかけをしたいです。
  • 先生からの話し

先生からは息子の現在の勉強上の課題について話がありました。息子は必要なところはある程度できているが、成績にムラがあるとのことでした。算数はかなり良い線なので武器になるとの評価あり

受験校選び

サピックスの面談では、受験校選びが大きなテーマとなります。

  • 志望校調査用紙が基本

面談の際には、4月上旬に提出した志望校調査用紙を基本に受験校選びをします。具体的には、

  1. チャレンジ校
  2. 志望校
  3. 安全校

この3つの偏差値ゾーンに分けて受験校を決定していく形です。

1月に始まる埼玉県・千葉県の学校

埼玉県や千葉県は基本的に1月から受験が開始されます。私の息子は東京都内の学校を第一に考えています。この期間に数校は受験予定です、以下の2つの基準で選定するように指導されました。

  1. 受験慣れを目的とする学校(合格しても進学しない可能性が高い)
  2. 合格を確保しておきたい志望校

これを基準に子どもが行きたいと(行っても良い)と思える学校を少しでも手持ちで持てるようにしたいです。

2月1日に始まる東京都・神奈川県の学校

  • 2月1日  …第一志望校
  • 2月2日以降…①第一志望の合格確率、②1月受験の合否により戦略的に決める

東京神奈川は基本的には2月1日から受験が行われます。2月1日は第一志望校に受験すうことが多いです。そのため、特に2月2日以降の受験校選びは、変動要素が大きいので、幅広い受験校を選択肢としていくことが必要です。

先生からも、私が記入していなかった志望理由に沿った学校の提案が数校あり、非常に参考になりました。これらの提案をもとに、受験校予定校を大まかに決定しました。

受験校はいつまでに決める?

今後、成績の変動による志望校の切り替えは11月と12月末の2回が最後のチャンスとのこと。

11月頃には、再び塾との面談があります。

特に12月末の変更は直前期のため、出題傾向が大きく異なる学校への切り替えは難しいかもしれないと注意されました。例えば、開成中と早稲田中は問題の傾向が似ているため、12月末の切り替えでも違和感が少ないですが、渋渋は問題傾向が異なるため注意が必要です。

SS特訓の単科講座

面談では、6年生の9月から始まるSS特訓の単科講座選択についても相談できます。
どの講座を選ぶべきかは、どの保護者も迷います。先生に「どの講座を選択するのがオススメですか」と質問してみましょう。具体的な学習アドバイスも得られる可能性があります。SS特訓の単科講座選択について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

これから面談に行く人へ。「5つのアドバイス」

これから面談に行く方に向けて、以下の点を事前に整理しておくことをおすすめします。

  1. 受験校選びの基準:どのような学校が良いか、志望理由を明確にしておくことが重要です。
    ※これが曖昧だと、先生も学校の提案が困難(適当)になり、偏差値基準で提案されてしまう可能性があります。
  2. 1月中の受験校:埼玉県・千葉県のチャレンジ校、志望校、安全校を決めておく。
  3. 2月1日からの受験校:東京都・神奈川県のチャレンジ校、志望校、安全校を決めておく。
  4. 学校見学を予約しておく:面談後では遅い。3月から学校見学は始まっている。予約は何校でも出来るので、とりあえずでも予約しておく
  5. 面談の際の質問を用意する:面談は直接に先生と話せるチャンス以下を例に考えておこう
  • 成績が下がっている場合、どうすれば成績が上がるか?
  • 志望校選びで講師に聞きたいこと
  • 学習面での相談(普段の学習で困っていることなど)

その他

  • 学習面の相談の回答

その他として、志望校調査用紙に記入した「学習面の相談」についての回答が各教科でありました。

各教科担当者からの回答を面談担当者が回答していく形式でした、少し勉強法について質問しましたが、教科が別なのか明確な回答ではなかったところがありました。

  • 時間制限は30分

時間制限があるので、残りの時間は、科目や今後の勉強方針について、アドバイスをもらいました。息子の課題は、授業で扱った問題を身につけること。

これは、基本的なことのような気がするが、親としてはもう少し復習を意識した、毎週の勉強の計画を本人と考えていきたい。

  • 帰宅後、本人へのフィードバック

家に帰って、本人にも面談の内容をを隠さず伝えました。先生のことも知っていたし、これから勉強もっと頑張ると言っていた。少しでも刺激を与えて、勉強へのモチベーションアップさせたいです。

まとめ

サピックスでの面談は、子どもの学習状況を把握し、今後の方針を立てる上で非常に有意義な時間でした。

なお、サピックスの面談は厳しいと言われていますが、私の面談の担当者は、基本穏やかな先生でした。面談担当の先生は、人当たりが穏やかな先生が面談担当になりやすいそうです。

サピックスも客商売ですから、面談の対応が厳しい先生では、客離れしかねませんので、上位層はそうでなくても、下位層には優しい先生が担当になるのが一般的です。

今回、先生からの具体的なアドバイスを受け、志望校選びや学習の進め方について再確認することができました。これから面談に行く方は、事前に受験校選びの基準や志望理由を整理しておくことをおすすめします。

親子で一緒に受験に向けて頑張っていきましょう。

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