SAPIXが考える子どもが自発的に学ぶメソッドとは(本紹介)

4. SAPIXで中学受験

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SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること【豪華2大特典付き】 単行本(ソフトカバー) – 2023/2/17 を購入。
読んだ結果、学びがあったため記事にしました。

私の長男は現在小6です(小4〜 SAPIXに通塾)。
最近まで夫婦でフルタイム共働きで、妻が面倒を見てくれていましたが、今年(令和6年)から私が中学受験を息子と併走することになり、日々たくさんのことを学んでいます(私も働きながらの試験生なので)。
この本を紹介して皆さんのためになればと思います

本の紹介

 『SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』は、中学受験を専門とするSAPIX小学部の講師陣が、子どもたちが学びを楽しむための家庭での接し方や声かけの方法を紹介しています。
 勉強を嫌がる子どもたちが自ら学び始めるための環境作りや、親子のコミュニケーションの取り方に焦点を当てています。具体的な「OKの声かけ・接し方」と「NGの声かけ・接し方」を例に挙げながら、子ども自身が学びに対する興味や好奇心を持つように導く方法を解説してくれます。

 国語・算数・理科・社会・中学受験の向き合い方のテーマごとに紹介されています。

なぜこの本を読んだのか

私がこの本に手を伸ばしたのは、中学受験中の息子が前向きに勉強するような状況に変えたかったから。
現在、息子の勉強に対する姿勢は、親から与えられたプリント量をこなせば、好きなこと(漫画やプログラミング)ができるという考えであると感じています。言い換えれば、一先ずやるの義務感で勉強している部分を感じることがあります。そこで、どうすれば子どもに勉強の楽しさを伝えられるかを知りたかったです。
親としては、子どもの学びに対する正しいサポート方法を学び、子どもが自発的に学習に取り組む姿勢を育てたいという思いがありました。
親はスマホがあれば、いくらでも暇つぶしができますね。親がそんな姿勢では、子はより自発的に勉強することはできないと思っています(なお、本書P56に指摘されています)
この本が、そうした悩みに対する具体的なアドバイスを提供してくれると感じたからです。

ユニークな一節の引用抜粋

「学びが楽しくなれば、子どもは自発的に勉強をはじめ、自然と学力につながっていくのです。」

この一節は、本書の根底にあるメッセージを端的に表しています。学びを楽しむ心が、子どもたちの自発的な学習意欲を引き出し、結果として学力向上につながるという考え方は、教育に対する新たな視点を提供してくれます。

自分の考えや本への想い

この本を読んで、子どもの学びに対する親の接し方がいかに重要かを改めて感じました。
親自身が、「子どもが自ら学びたいと思うような環境作りの重要性を学び」、「実際に家庭で試してみること」で、次第に子ども反応が良くなっていくでしょう。
子どもによっては、この本にある声掛けを実践するだけで、すぐに「やる気スイッチ」が入るキッカケとなる子もいそうです。

実際、私の息子も、姿勢が少しずつ変わってきたことを実感しています。

中学受験の勝負の日であるR7.2.1まで「300日」を切りました。その緊張感が少しづつ高まっているかもしれません。しかし、親子のコミュニケーションを通じて、子どもの興味や関心を引き出すこともできると思っています。

この本は、子どもの学びをサポートする上での貴重な指針となります。

しかし、本書の内容の一部については、実践が難しい部分もあります。
例えば、料理をすることで単位の苦手意識をなくそう。博物館や科学館に繰り返し行こうなどです。
息子は現在小6となり受験学年になってしまいました。そのため、SAPIXの家庭学習や小学校での勉強や行事をこなすだけでも、もう時間が足りないと感じています。5月以降は、学校見学もしていかなければなりません(5年生までにあまりしてこなかったです((汗))。
そんなこんなで、小学4年生以下のお子さんを持つ家庭には特にオススメです。

実践したいこと

逆に言えば、小学4年生以下であれば、比較的時間があったので、本で紹介された行動は実践はやりやすいと思います。ちなみに、私には小3や3歳の子もいるので、料理や自然観察や買い物は実践したいと思いました。
例えば、一緒にスーパーマーケットに買物に行けば「レタスやキャベツの違い」も経験できます。料理をすれば、「野菜の切り口、5ccや大さじ1杯の感覚」も身につきます。
昔の自分は…料理はダメ。だって包丁で怪我するとあぶない!スーパーマーケットでの買い物では私が必要と思うものだけを買う。他はダメなどとしていました。反省。
子どもがやりたいことは応援して、やらせよう。失敗してもいいじゃない。

まとめ

『SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること』は、子どもが学びを楽しむための具体的な方法を提供してくれる一冊です。
保護者は、この本を通じて、子どもの学びに対する正しい接し方やサポートの方法を学ぶことができ、親子のコミュニケーションを深めるきっかけにもなりました。
子どもの学びに悩むすべての親御さんにおすすめしたい一冊です。

参考(本書の目次の一部を抜粋)

【目次】
1章 自発的に学び続ける「頭のいい子」
   ・「頭のいい子」とは、どんな子?
   ・子どもに問題を教えたあとにかける言葉は?
   ・教えたそばから忘れる子どもにイライラしたら? など
2章 国語ができる子になる習慣
   ・「国語」は全教科の基礎だからこそ「キライ」にさせない
   ・読解が苦手な子にどうアドバイスする?
   ・子どもにわからない言葉の意味を聞かれたら?など
3章 算数ができる子になる習慣
   ・算数は苦手意識をもちやすい「積み上げ強化」
   ・数字を身近に感じさせるには?
   ・計算ミスが多い子にどうアドバイスする?など
4章 社会ができる子になる習慣
   ・社会科は単なる暗記だけでは伸びない
   ・社会科に興味をもたせるには?
   ・役に立ちそうもないことに子どもが夢中になっていたら?など
5章 理科ができる子にする習慣
   ・親自身の「好き」や興味関心を子どもと共有する
   ・博物館や科学館などのミュージアムへは行くべき?
   ・植物や動物に興味をもたせるには?など
6章 中学受験との向き合い方
   ・今の中学受験は、暗記だけでは突破できない
   ・のんびりしている子は、中学受験に向いていない?
   ・先取り学習は必要?など

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