[2024.8最新]攻玉社中学校説明会に行ってきました!熱望組で+5点なれる

2 学校説明会レポート

先日、攻玉社中学校の説明会に参加してきました。

攻玉社中学校は、1863年に近藤真琴が設立した蘭学塾をルーツとする伝統校で、今年で160周年を迎えました。校名の由来や教育方針、進学実績など、非常に魅力的な内容でしたので、ポイントを押さえつつお伝えします!

↓折り紙部活動がある中学校の東京都のまとめ

基本情報

学校の理念と校訓

校長の藤田陽一先生から、校名「攻玉社」についての説明がありました。

「攻玉」とは「他山の石をもって磨くべし」

という言葉からきており、他者からの刺激で自らを高めることを大切にしているとのことです。

「社」という言葉は「人が集まる場所」

を意味し、社会や仲間の中で成長することを重視しています。

校訓である「誠意」「豊穣」を基に、生徒の人格形成にも力を入れているそうです。

教育プログラムと学びの特徴

教頭先生からは、「説明力」「管理力」「失敗力」という3つの力を重視した教育方針についてお話がありました。

説明力は「理解させる力」
管理力は「目標を達成するための力」
失敗力は「失敗から学び、それを次の行動に生かす力」

を意味しています。生徒が自ら説明し、目標を設定し、その過程での失敗から学んで成長する姿勢を培っていくという教育方針です。

攻玉社の教育プログラムは6年間を3つのステージに分けて進行します。

  • ステージ1 (中1・中2): 国際クラス1クラス、一般クラス5クラス。
  • ステージ2 (中3・中4): 国際クラス1、選抜1、一般4クラス。
  • ステージ3 (中5・中6): 文系と理系(国立、私立の別)に分かれたクラス編成。

中学2年までに中学の学習を終え、高校内容に進む先取り教育(スピーディーな)カリキュラムが特徴です。さらに、ステージごとにクラス編成が変わり、選抜クラスなど進路や学力に応じた柔軟な指導が行われています。

攻玉社では、数年前(2021~2022頃?)から全員に1台の指定パソコン(Surfaceとのこと)の購入が義務付けられており、ICTを活用した授業が展開されています。特に理科の授業や夏休み中の課題のやり取りに使われるなど、学習効率を高める工夫がされています。

Surfaceを使いこなすことは、生徒たちのデジタルスキル向上にも繋がり、学校生活の一環として大きな役割を果たしているとのことでした。

試験のポイントと進学実績

入学試験の概要

  • 2025年の試験日程
    • 2月1日
    • 2月2日
    • 2月3日(算数選抜)
  • 一般入試の2月1日、2日は特に算数で差がつくとのこと。試験の合格者平均点は60~65%であり、算数の出来が合否を左右するそうです。
  • 理科・社会は満遍なく出題され、基礎知識がしっかり身についていることが重要です。国語では、地理との融合問題などが過去に出題されており、幅広い視点での学習が求められます。
「基礎をしっかり。まんべんなく学習を」のメッセージがありました。

複数回受験による加点制度(熱望組)

特に注目すべき点は、熱望組に加点制度があることです

熱望組とは、2月1日と2月2日の試験を、両日ともに同時出願して両方を受験することが条件です。

この熱望組に該当することで、5点の加点が行われる場合があります

これにより2024年~2022年の例であると全体の合格者の約10%がこの制度の恩恵を受けているとのことでした。チャンスを広げるためにも、この制度を活用するのは良い選択肢かもしれません。

5点の加点は大きい」

進学実績

進学実績は非常に優秀で、2024年の現役生の合格率は85.3%。進学率は77.6%であり、国公立大学や早慶上理、私立医学部への進学者も多数輩出しています。

国公立 17.6%(2024年 東大9人(現役))
早慶上理 33.1%
国公立、早慶上理、私立医学部 53.1% の説明がありました

折り紙部について

私が、攻玉社中に学校説明会に行った理由は、「折り紙愛好会」があるからです。

攻玉社では、多彩な部活動が展開されています。特に運動部は校外での活動もあり、生徒たちは多くの機会を持って挑戦しています。また、文化祭では手作り感が自慢で、生徒たちがそれぞれの個性を発揮する場となっています。

しかし、残念だったのは、折り紙部の活動が終了していたことです。学校説明会の際に質問したところ、折り紙部で活動していた生徒が卒業したため活動がないとのことでした。

「過去(2022年)、折り紙愛好会は活動しておりましたが、現在、部員が卒業して廃部となっております。同好会としても、それ以外でも活動実績がない状況です。」(回答の内容)

現在は部としての活動がないとのこと。息子も折り紙部を楽しみにしていたため、少しがっかりしました。

クラス規模と施設環境

クラス規模

攻玉社のクラスは1クラスあたり40人以上と、比較的多人数です。

ICT教育に力を入れており、タブレットやパソコンを使った学習が行われています。

指定されたSurfaceを使い、先生と生徒がTeamsで連絡を取り合う場面もあるとのこと。デジタル技術を積極的に取り入れている点は、現代の学習環境に適したものであると感じました。

学校の文化と生徒たちの雰囲気

  • スマホの持ち込み
    生徒会長からの話では、スマホの持ち込みは禁止されていますが、厳格には管理されていないようです。荷物検査などは行わないため、一定の自由が許容されているように感じました。この柔軟な校風は、子どもたちが自分の判断で行動できる環境を整えていると感じました。
  • 授業前に黙想
    独特なものとして、攻玉社中高では各授業前に生徒たちは起立、礼、着席、黙想という流れで、心を落ち着かせ、集中力を高めて授業に臨む習慣が根付いているそうです。説明会では、玉社生徒の多くが黙想を日常的に行い、自然に落ち着いた雰囲気を持っていると感じました。
  • どんな生徒が多いか
    生徒会長より「アニメを描いたり、個性的な生徒が多い」と話していました。スマホ持ち込み禁止のルールもありながらも、生徒たちは自らのスタイルを持ち、自由な発想で活動しているようです。

結論

攻玉社中学校は、伝統を重んじながらも現代の教育環境に対応し、生徒たちの個性と成長を大切にする学校です。進学実績や教育プログラムも充実しており、息子さんの進学先として検討する価値は十分にあると感じました。

折り紙愛好会は廃部していました。残念でした

特に、他山の石として他者から刺激を受け、成長していくという理念は、これからの時代に必要な力を育む上で非常に重要だと感じました。今後も、このような学校の魅力を伝えられる記事をどんどん書いていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

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