
たかがシャーペン、されどシャーペン
中学受験は、子どもにとって人生の岐路になる
手元の筆記具が最強であるほど、合格への強力な武器に
この記事では、最新モデルの動向を徹底的に分析。中学受験で真価を発揮する、最強の10本をランキング形式で紹介します。
- 長時間の勉強でも疲れにくい一本はどれか?
- 計算ミスを防いでくれるシャーペンはあるの?
- 子どものやる気スイッチを押す一本とは?
そんな疑問に全てお答えします。 機能性の解説から、具体的な選び方までを網羅。



理系院卒。税理士。過去に地方公務員の経験を持ち、子ども3人を夫婦フルタイムで育て中。長男に続き、長女の中学受験に並走中。
お子様にぴったりの相棒を見つけましょう。 万全の体制で、受験本番に臨む準備を始めるなら今です!
オススメTOP10の評価基準は?


ランキングは、ただ人気があるだけでなく、中学受験という特殊な環境でお子様の力を最大限に引き出すという視点で、基準を設けて選定しました。
評価の大きな柱は2つあります。
小学生でも無理なく扱える「サイズと重さ」
1つ目は、小学生でも無理なく扱える「サイズと重さ」であること。
大人が良いと感じるペンが、必ずしも子供(小学生)の小さな手に合うとは限りません。
長時間の勉強で「疲れにくい」ことは、集中力を維持するための大前提です。
私のオススメは
(子どもの握力や感じ方に合わせてください)
どのような重さや太さを選べば良いか、その具体的なポイントについては、記事の後半で解説しています。
勉強に「集中できる環境」を作る機能性
2つ目の柱は、勉強に「集中できる環境」を作る機能性です。
こちらが勉強の環境や質を高められるシャーペンの機能のランクです!(独自!)
ランク | 優先度 | 機能名 | 中学受験における主な理由 |
S | ◎ 必須 | 自動芯出し機能 | ノックの手間を省ける。集中力を維持 |
A | 〇 欲しい | 芯折れ防止機構 | 「芯が折れる」というストレスから解放 |
A | 〇 欲しい | 低重心設計 | ペン先がブレにくい。長時間の筆記も安定 |
B | △ あっても良い | 自動芯回転機能 | 文字の太さが均一に。答案が綺麗に。気分良い |
C | × ない方が良い | フレフレ・フリシャ機能 | 集中力を削ぐ、カチャカチャという不要な動作。芯折れる |
「機能性」とは、単に多機能であるという意味ではありません。
芯が折れる、ノックをするといった、ほんの僅かな思考の中断が、テスト本番では命取りになることも



テスト中なのに、芯折れた…
このランキングでは、子どもの集中力を削ぐ要因を排除してくれる機能を高く評価!
どのような機能が助けてくれるのかは、以下で説明しています!
鉛筆だけでよくない?
シャーペンも必要?
と感じた人は以下を読んでください。
シャーペンが持つ利点が、試験本番での時間管理や精神的な安定に繋がります。
ランキングには、少し価格が高いモデルも含まれています。
シャーペンで子どもが最高のパフォーマンスを発揮できる環境は投資だ!
投資と考える理由を以下で説明しています。
これらの基準を総合的に評価しシャーペン10本を厳選!



さらに発売日が新しいものを優先して選定
早速、ランキングTOP10を紹介します!
中学受験オススメシャーペンTOP10(2025年下半期)


それでは、2025年下半期版、中学受験におすすめのシャーペンTOP10を紹介!
TOP10 比較表(2025年下半期)
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オレンズAT | クルトガダイブ | オレンズネロ | 925 15 | KURUTOGA Wood | ヘキサゴナル 925 77 | ノクフリー | クルトガ KS | デルガード タイプGR | クルトガ メタル | |
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メーカー | ぺんてる | 三菱鉛筆 | ぺんてる | ステッドラー | 三菱鉛筆 | ステッドラー | サンスター文具 | 三菱鉛筆 | ゼブラ | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2023年1月 | 2023年3月 | 2017年2月 | 1990年 | 2025年3月 | 2022年11月 | 2023年10月 | 2023年2月 | 2018年11月 | 2024年4月 |
価格(円) | 1500 | 5500 | 2000 | 500 | 3850 | 2500 | 500 | 550 | 550 | 2750 |
自動芯出し | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | × | × |
芯折れ防止 | ○ | × | ○ | × | × | × | × | × | ○ | × |
低重心 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | △ |
芯回転 | × | ○ | × | × | ○ | × | × | ○ | × | ○ |
書き味 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
特徴 | 自動芯出し・芯折れ防止・低重心を搭載した高コスパモデル | 自動芯出しと芯回転を両立。芯繰出量も調整可能 | ぺんてる フラッグシップシャーペン。究極の自動芯出し | 幅広い芯径を選べる軽量な製図用入門モデル | 天然木グリップと最新のブレないクルトガエンジン | 鉛筆と同じ感覚で握れる六角軸 | 約500円で自動芯出し機能を搭載したコスパ最強モデル | ブレを抑えた新エンジン搭載のスタンダードモデル | 芯折れを徹底的に防ぐデルガードシステム搭載 | ブレを抑える「ニブダンパー」搭載の金属ボディ |
オススメ | 機能とコストのバランスを求める全受験生 | 最高の機能性を求め、所有欲を満たしたい生徒 | 筆記具の操作から完全に解放されたい生徒 | 科目ごとに芯の太さを使い分けたい生徒 | 美観や触感を重視し、モチベーションを高めたい生徒 | シャーペンに慣れていない、鉛筆の握り心地を好む生徒 | 自動芯出し機能を安価に試したい生徒 | 均一な文字を書きたい、コスパの良いクルトガが欲しい生徒 | 筆圧が強く芯を折りやすい生徒 | 均一な文字と高い安定性を両立させたい生徒 |
段落リンク | >>オレンズATへ | >>クルトガダイブ | >>オレンズネロ | >>925 15 | >>KURUTOGA Wood | >>ヘキサゴナル 925 77 | >>ノクフリー | >>クルトガ KS | >>デルガード タイプGR | >>クルトガ メタル |
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1位:ぺんてる シャープペン オレンズAT
機能・価格・新しさ、全てが揃った最強の1本!












\ 迷ったら、まずこの1本から /
モデル名 | オレンズAT | メーカー | ぺんてる |
発売時期 | 2023年1月 | 価格(円) | 1,500 |
自動芯出し | ◎ (搭載) | 芯折れ防止 | ◎ (搭載) |
低重心 | 〇 (デュアルグリップ) | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★★★ | 自動芯出、芯折防止、低重心 |
コスパ | ★★★★☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ15g、太さ11mm |
総合評価 | S |
【高機能・最新・手頃】三拍子揃った揺るぎなきベストバイ
2023年の発売以来、中学受験生を席巻し続ける絶対王者。
Sランク機能の「自動芯出し」とAランク機能の「芯折れ防止」「低重心設計」をすべて搭載しながら、実売価格1,500円前後という驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。
ラバーと金属を組み合わせた「デュアルグリップ」は滑りにくく、長時間の学習でも疲れ知らず。
どのシャーペンにすべきか迷ったら、まずこれを買っておけば間違いありません。
1,500円で、最強をお試しできるんです。


\ 迷ったら、まずこの1本から /





機能、価格、新しさ、全部のバランスが一番良いのがこのモデル。
多くの先輩が最初に選んだ、まさに「王道」の一本


2位:三菱鉛筆 クルトガダイブ
キャップを外せば、もう書ける。究極の没入体験








\ 究極の没入感を、その手に /
モデル名 | クルトガダイブ | メーカー | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2023年3月 | 価格(円) | 5,500 |
自動芯出し | 〇 (繰出量調整可) | 芯折れ防止 | × |
低重心 | 〇 | 芯回転 | ◎ |
機能性 | ★★★★★ | 自動芯出、低重心、芯回転 |
コスパ | ★★☆☆☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ14g、太さ11mm |
総合評価 | A+ |
文房具界の”黒船”。究極の機能を求める君へ
定価5,500円、一時はプレミア価格で取引された伝説的なモデル。
Bランクの「自動芯回転」とSランクの「自動芯出し」を初めて両立させ、さらに筆圧に合わせて芯の繰り出し量を調整できるという、まさに”全部乗せ”の究極の一本です。
その圧倒的な所有感は、勉強へのモチベーションを最高潮に高めてくれるはず。まさに「最終兵器」と呼ぶにふさわしいシャーペンです。
小学生には高価すぎると思いますか?
子どもがお気に入りになって集中できれば十分リターンが得られます。
\ 店頭にも在庫があるかも? /





周りの子と違う「特別な道具」を持つことは、自信に繋がる。
このペンは文房具じゃなく、モチベーションを上げるお守りに
3位:ぺんてる シャープペン オレンズネロ
思考を止めない。最強の「自動芯出し」シャープ








\ ライバルに差をつける性能 /
モデル名 | オレンズネロ | メーカー | ぺんてる |
発売時期 | 2017年2月 | 価格(円) | 2,500 |
自動芯出し | ◎ (搭載) | 芯折れ防止 | ◎ (搭載) |
低重心 | 〇 | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★★★ | 自動芯出、芯折防止、低重心 |
コスパ | ★★★★☆ | |
持ちやすさ | ★★★★★ | 重さ18g、太さ10mm |
総合評価 | A |
ぺんてるの魂。ノックから解放される至高の体験
「nero(ネロ)」、イタリア語で「黒」を意味する名を冠した、ぺんてるのフラッグシップモデル 。
1位のオレンズATと同じく「自動芯出し」と「芯折れ防止」を搭載しています。
その書き味の滑らかさ、そして樹脂と金属粉を混ぜ合わせた特殊素材によるボディの質感は、まさに別格です。
一度ノックすれば、あとは書くことだけに没頭できる。文房具好きなら一度は手にしたい憧れの一本です。
\ 思考を止めない、この一本 /





塾の送り迎えや追加の参考書一冊分で、子どもの「集中できる時間」が買えたら、それはお得だと思わない?


4位:ステッドラー シャーペン925 15
鉛筆に最も近い。初めての一本に最適なドイツ品質




\ 鉛筆に一番近い、書き心地 /
モデル名 | 925 15 | メーカー | ステッドラー |
発売時期 | – | 価格(円) | 500 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | × |
低重心 | 〇 | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★☆☆ | 低重心 |
コスパ | ★★★★☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ9.2g、太さ9.5mm |
総合評価 | A- |
質実剛健。ドイツブランドの入門機にして完成形
製図用シャーペンの名門、ステッドラー社のロングセラーモデル。
特筆すべきは、0.3mmから0.9mmまで、幅広い芯径がラインナップされている点です。
子どもの太さの好みに併せて0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmが選べます。
鉛筆が良いという子どもには、芯の太さ0.9mmはいかがでしょうか。しかも本体9.2gと軽量!
約500円という手頃な価格ながら、高級感のあるデザインと9.2gという軽さで、長時間の筆記も快適です。
\ ドイツ品質、信頼の一本/





高機能なモデルもいいけど、まずはお子様が慣れ親しんだ鉛筆に近いものから始めるのが、一番失敗しない選び方
5位:三菱鉛筆 KURUTOGA Wood
天然木の温もり。書くモチベーションを上げる一本










\天然木の温もりを、指先に/
モデル名 | クルトガ ウッド | メーカー | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2025年3月 | 価格(円) | 3,850 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | 〇 (ニブダンパー) |
低重心 | 〇 | 芯回転 | ◎ (搭載) |
機能性 | ★★★★☆ | 芯折防止、低重心、芯回転 |
コスパ | ★★★☆☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ18.5g、太さ10mm |
総合評価 | B+ |
温もりと技術の融合。美しさがモチベーションを加速させる
2025年3月に発売されたばかりの最新モデル 。クルトガシリーズで初めて、グリップに天然木「ウェンジュ」を採用しました 。
一つひとつ異なる木目が所有欲を満たし、木の温もりが長時間の勉強で疲れた心を癒してくれます。
もちろん機能面も最新鋭で、ブレを抑えた新エンジンと衝撃を吸収する「ニブダンパー」を搭載し、安定した書き味を実現 。
勉強を頑張るお子様への「ご褒美」としても最適です。
\ 書くのが楽しくなる一本/





使い込むほどに手に馴染んで、風合いが増していく。
受験までの道のりを、このペンと駆け抜ける。そんな物語も。
6位:ステッドラー ヘキサゴナル 925 77
鉛筆と同じ六角形。確かなホールド感と安定性






\ 鉛筆と同じ、確かな六角形/
モデル名 | ヘキサゴナル 925 77 | メーカー | ステッドラー |
発売時期 | 2022年11月 | 価格(円) | 3,000 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | × |
低重心 | ◎ (搭載) | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★☆☆ | 低重心 |
コスパ | ★★★☆☆ | |
持ちやすさ | ★★★★★ | 重さ17.7g、太さ8.9mm六角形 |
総合評価 | B+ |
まるで鉛筆。慣れ親しんだ六角形でスッと手になじむ
多くの小学生が慣れ親しんだ「六角形」の軸が最大の特徴。
シャーペンに移行した際の違和感が少なく、鉛筆と同じ感覚で握ることができます。
グリップ部分には滑り止め加工が施され、低重心設計と相まって抜群の安定感を実現。
特に、まだシャーペンに慣れていないお子様におすすめしたい一本です。
\ ドイツ製の鉛筆と同じ、確かな六角形 /





「書きやすい」と感じる鉛筆と同じ六角形。
現代の技術で再現した、まさに「書くための道具」
7位:サンスター文具 オートマチックシャープ ノクフリー
ワンコインで「自動芯出し」!コスパ最強モデル






\ワンコインで、自動芯出し /
モデル名 | ノクフリー | メーカー | サンスター文具 |
発売時期 | 2023年8月 | 価格(円) | 550 |
自動芯出し | ◎ (搭載) | 芯折れ防止 | × |
低重心 | × | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★☆☆ | 自動芯出 |
コスパ | ★★★★★ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ12g、太さ10mm |
総合評価 | B |
ワンコインで「自動」を体験。コスパ最強の入門機
「自動芯出し機能って便利そうだけど、高いのはちょっと…」というご家庭に朗報。
2023年10月に発売されたこのモデルは、なんと約500円という価格でSランクの「自動芯出し機能」を搭載。
12gと軽量で、シンプルなデザインも魅力。
まずはこの一本で自動芯出しの快適さを体験してみてはいかがでしょうか。
\ ワンコインで、自動芯出し /





まずこの価格で試せるのが嬉しい
ランチ一回分で、お子様の勉強効率が上がるかもしれないよ。
8位:三菱鉛筆 クルトガ KS
軽い!安い!回って尖る!三拍子揃った優等生










\定番モデルが、さらに進化 /
モデル名 | クルトガ KS | メーカー | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2023年2月 | 価格(円) | 550 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | × |
低重心 | × | 芯回転 | ◎ (搭載) |
機能性 | ★★★★☆ | 芯回転 |
コスパ | ★★★★☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ11.2g、太さ11.2mm |
総合評価 | B |
「クルトガ」の完成形。軽さ、機能、価格の黄金バランス
従来のクルトガが抱えていた「エンジン部分のブレ」を抑制した新設計のKS(KURUTOGA STANDARD)モデル。
芯回転機能はそのままに、より集中して書けるようになりました。
11.2gという軽さと、滑りにくいエラストマーグリップで、長時間の筆記も快適。
豊富なカラーバリエーションから、お子様の好きな色を選べるのも嬉しいポイントです。
\ 軽くて、ブレないクルトガ /





定番が進化し続けるって、それだけ多くの人に愛されている証拠
9位:ゼブラ デルガード タイプGR
「もう、折れない。」安心感をその手に










\もう、芯は折らせない/
モデル名 | デルガード タイプGR | メーカー | ゼブラ |
発売時期 | 2019年9月 | 価格(円) | 550 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | ◎ (搭載) |
低重心 | 〇 | 芯回転 | × |
機能性 | ★★★☆☆ | 芯折防止、低重心 |
コスパ | ★★★★☆ | |
持ちやすさ | ★★★★☆ | 重さ10g、太さ13.3mm |
総合評価 | B- |
「もう、折れない。」その安心感が自信に繋がる
あらゆる角度からの筆圧に対応し、芯折れを徹底的に防ぐ「デルガードシステム」で一世を風靡したモデルのグリップ強化版。
二層構造のラバーグリップが指にフィットし、筆圧が強いお子様でも安定して書くことができます。
特にイラストや図形を描くのが好きなお子様におすすめ。
\ 絶対的な安心感を、指先に /





「芯を折らずに書きたい」という声が開発のキッカケ
誰にとっても優しい、究極のユニバーサルデザイン
10位:三菱鉛筆 クルトガ メタル(文房具屋さん大賞2025)
ブレない安定感!文具のプロが選んだ2025大賞モデル












\プロが選んだ、2025年大賞 /
モデル名 | クルトガ メタル | メーカー | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2024年3月 | 価格(円) | 2,750 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | 〇 (ニブダンパー) |
低重心 | △ | 芯回転 | ◎ (搭載) |
機能性 | ★★★★☆ | 芯折防止、低重心、芯回転 |
コスパ | ★★★☆☆ | |
持ちやすさ | ★★★★★ | 重さ17.6g、太さ9.4mm |
総合評価 | B- |
ブレないクルトガ。金属ボディがもたらす至高の安定感
2024年4月に発売され、「文房具屋さん大賞2025」のシャープペン賞を受賞した実力派。
クルトガの弱点だった筆記時のブレを、ペン先に搭載された樹脂製パーツ「ニブダンパー」で劇的に軽減。
アルミ製のボディは適度な重量感(17.6g)があり、非常に安定した書き心地を実現しています。
デザイン性と機能性を高いレベルで両立させた、まさに次世代のクルトガです。
\ プロが選んだ、2025年大賞 /





「ニブダンパー」を搭載することで筆記時の衝撃を和らげ、さらに安定した筆記感を実現!
2024-2025年新発売シャーペン3選


ここでは、2024年後半から2025年にかけて登場した、特に注目すべき最新モデルをピックアップしてご紹介します。
1:プラチナ万年筆 PRO-USE 241:マルチツール・マスター
書く楽しさを呼び覚ます。文具好きのための秘密兵器








2024年8月発売のこのモデルは、まさに「変形するシャーペン」。
芯パイプが自動でスライドする「ハヤーイ機構」と、筆圧を吸収する「シンスイッチ機構」をそれぞれON/OFFでき、合計4種類の書き味を使い分けられます。
しかし、重量が約26gとかなり重いため、手の小さいお子様には疲れやすいかもしれません。
文房具好きの心をくすぐる、ロマンあふれる一本です。
\ ガジェット好きの、君へ /





勉強そのものが嫌いでも、こういうメカニカルな道具をいじるのが好きな子は多い。このペンが、机に向かうきっかけになってくれるなら
2:三菱鉛筆 KURUTOGA Wood:技術と伝統の融合
天然木の温もり。書くモチベーションを上げる一本










モデル名 | クルトガ ウッド | メーカー | 三菱鉛筆 |
発売時期 | 2025年3月 | 価格(円) | 3,850 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | 〇 (ニブダンパー) |
低重心 | 〇 | 芯回転 | ◎ (搭載) |
ランキング5位でも紹介した、2025年3月発売の最新作。
天然木「ウェンジュ」のグリップは、見た目の美しさだけでなく、手汗をかいても滑りにくいという実用的なメリットも。
最新のブレないクルトガエンジンと、温かみのある木製グリップの組み合わせは、日々の勉強に彩りとモチベーションを与えてくれるでしょう。
\ 天然木の温もりを、指先に /





勉強は、時に無機質で退屈に感じてしまうもの。でも、手に取るたびに少し嬉しい気持ちになる
3:ゼブラ Rint:視認性の革命
ペン先が見やすい!作図やアンダーラインの救世主








モデル名 | Rint(リント) | メーカー | ゼブラ |
発売時期 | 2024年10月 | 価格(円) | 495 |
自動芯出し | × | 芯折れ防止 | × |
低重心 | △ | 芯回転 | × |
2024年10月に発売された、全く新しい発想のシャーペン。
ワンノックで先端のパイプが従来の2倍以上の長さに伸び、ペン先の視界を劇的に向上させる「リントシステム」を搭載。
これにより、手元を覗き込む必要がなくなり、より良い姿勢で筆記できるとされています。
算数の細かい図形や、理科のグラフ作成で絶大な効果を発揮するツールです。
\ 驚きの視界、リントシステム /





この価格だから、特定の用途のためだけに一本持っておく、という使い方ができる!
中学受験にシャーペンは必要か?


そもそも、小学生にシャーペンは早すぎない?
学校では鉛筆を使うように指導されているし…
そうかもしれません。
小学校では正しい持ち方を覚えるために鉛筆を使います。
しかし、中学受験の学習現場では、シャーペンが持つメリットが鉛筆を上回る場面が数多く存在します。
メリット①:思考を中断させない
テスト中に鉛筆の芯が丸くなったり、折れたりして、鉛筆削りを取り出す…
この数秒、数十秒のロスが、合否を分ける一問に取り組む時間を奪いかねません。
シャーペンなら、常に一定の細さで書き続けられ、思考の流れを止めません 。
メリット②:ノートが見やすい
算数の複雑な図形や、国語の長文読解の書き込みなど、細かい文字を書く機会が格段に増えます。
常に細い線を維持できるシャーペンは、ノートの可読性を上げ、計算ミスや読み間違いを防ぐのに役立ちます 。
メリット③:時間効率の最大化
膨大な量の演習問題をこなす中で、「鉛筆を削る」という行為は、積み重なると決して無視できない時間になります。
その時間を、一つでも多くの問題を解く時間、見直しの時間にあてることができます。
もちろん、鉛筆の書き味を好むお子様もいます。
しかし、中学受験という「時間」と「精度」が求められる特殊な戦いにおいては、シャーペンが強力なアドバンテージになります。
中学受験でのシャーペン選びの基本の5ポイント


中学受験のシャーペン選びで最も大切なこと。 それはお子様の手に合い、学習を支える一本を選ぶことです。
合わないペンは、お子様の疲労や集中力低下の原因になります。
長時間の勉強でも、快適に書き続けられることが重要です。
シャーペン選びで失敗しないための5つの基本ポイントを解説します。
これらの点を押さえ、お子様に最適なシャーペンを見つけましょう。


重さ


適切な重さのペンが、安定した筆記の鍵です。 軽すぎるとペン先がブレてしまい、字が乱れやすくなります。 逆に重すぎると、すぐに手が疲れてしまい集中が続きません。
鉛筆の重さは約4.5g
初めてのシャーペンなら、9g前後のモデルがおすすめです。 鉛筆に近い感覚で、安定して文字を書くことができます。 お子様の学習を、適度な重さのペンがしっかりと支えます。
太さ


手に合う太さのペンは、疲れにくさに直結します。
なぜなら、細すぎても太すぎても指に余計な力が入るからです。 長時間、快適に文字を書き続けるには軸径が重要です。
鉛筆の軸径は約8mm
初めてなら、9mm前後のシャーペンから試してみましょう。 実際に握ってみて、お子様が自然に持てるものが一番です。 ぜひ、握りやすい太さのシャーペンを選んであげてください。
書き味


滑らかな書き味は、長時間の筆記で力を発揮します。
値段に比例して書き味が良くなる印象
安いシャーペンが悪いというわけではありません
集中力を維持するには、適度な抵抗感も大切です。
滑りすぎたり、引っかかったりするペンは避けましょう。 書き味が悪いと、お子様の集中力が途切れてしまいます。
低重心


きれいな文字を書きたいなら、低重心設計を選びましょう。
ペン先に重心があると、ペン先が安定してブレにくくなります。 文字が安定するため、疲れにくくなる効果も期待できます。
重心が高いペンはブレやすく、疲れの原因になるので注意です。
価格


適正な価格のシャーペンを選ぶことが大切です。
安すぎる製品は、品質に不安があることも少なくありません。
軸がブレるなど、書き心地が悪い場合があるので注意が必要です。 コストパフォーマンスを考えて、最適な一本を選びましょう。
機能


お子様の学習に必要な機能を見極めることが重要です。 多機能なモデルが、必ずしも良いとは限りません。 お子様にとって、本当に必要な機能かを考えましょう。 芯折れ防止など、学習を助ける機能がおすすめです。


勉強効果を高めるシャーペンの機能はある!


「高機能シャーペンって色々あるけど、うちの子にはどれが必要なの?」
ここでは、中学受験という観点から、各機能の重要度をS・A・B・Cの4ランクで評価し、その必要性を解説します。
これは、思考の集中を維持するための最重要機能です。
中学受験に必要なシャーペンの選び方を機能別にランク付け!


中学受験に必要な3機能を考えます。(上の記事で詳細に解説しています)
必要ランクS:自動芯出し機能:手間を大幅に削減!


自動芯出し機能は、最近のシャーペンに搭載されている非常に便利な機能。
ノックしなくても、書くだけで自動的に芯が出てくる。ぺんてるのオレンズシリーズなどが代表的。
この機能のおかげで、集中している時にノックの手間が省ける。試験中にノックを忘れて、芯が出ていなくて書けないなんてことは、これを使えば絶対にない!
必要ランクA:芯折れ防止機構:筆圧が強い子も安心!


芯折れ防止機構も、受験生にはぜひ使ってほしい機能のひとつ。
ゼブラのデルガードやぺんてるのオレンズネロでは、芯が折れにくい構造が搭載。
これがあると、筆圧が強い子でも芯が折れずにスムーズに書ける。息子さんが筆圧が強いなら、これは必須!
必要ランクA:低重心設計.


低重心設計も見逃せないポイント。
ペン先に重心があるシャーペンだと、文字が安定して書けるから、ブレずにきれいな文字を書き続けることができる。
逆に、重心が高すぎるとペンがブレやすくなって、手が疲れやすくなることがあるから、重心の位置も気をつけて選んでほしい。
また安いシャーペンだと、シャーペンの芯がぐらついて書き味が悪いことも。
ペンを振るだけで芯が出る便利な機能。
中学受験においてはデメリットが上回る可能性があります。静かな試験会場でカチャカチャと音が鳴ったり、意図せず芯が出てしまったりと、かえって集中を妨げる要因になりかねません。
そのため、この機能がないモデルを選ぶのが無難です。
詳しくは以下の記事をどうぞ。


高機能シャーペンは子どもへの投資


一本数千円もするシャーペンは、一見すると贅沢品に思えるかもしれません。
しかし、これは単なる文房具への出費ではなく、お子様の学習効率を最大化するための「投資」です。
心理学には「認知負荷(Cognitive Load)」という概念があります。これは、何かを学習したり問題を解いたりする際に、脳のワーキングメモリにかかる負担のことです 。
- 「芯をノックする」
- 「芯が折れて集中が途切れる」
- 「文字が太くなってイライラする」
- 「ペンが重くて手が疲れる」
これらの些細なストレスは、学習内容とは無関係な「不要な負荷」として、お子様の貴重な認知リソースを少しずつ奪っていきます 。



あ、芯が無くなった。ノックしないと
高機能シャーペンは、この「不要な負荷」なくす”認知的ツール(Cognitive Tool)”
シャーペンが自動で芯を出し、芯折れを防ぎ、安定した書き心地を提供すると…。



勉強に集中できる!
考えてください、
お子さんが中学受験で最も時間を共にする勉強道具は何でしょうか?
- テキスト?
- ノート?
- 消しゴム?
- 机?
- 椅子?
正解は、
筆記用具。



だからこそ、最強のシャーペンを子どもに与えてみませんか?
まとめ


中学受験におけるシャーペン選びは、単なる文房具選びではありません。
それは、お子様の学習効率、集中力、そしてモチベーションを最大化するための戦略的なツール選定です。
この記事が、お子様にとって最高の”相棒”を見つけるための一助となれば幸いです。
最適な一本と共に、合格という栄光を掴み取られることを心から応援しています。




















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