【算数偏差値5アップ】佐藤ママ「特製ノート」をデジタル作成・親もラクに

6 デジタル化

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佐藤ママの「算数特製ノート」は知っていますか?
そうです、算数の問題をコピーしてノートに貼り付けて作るもの。佐藤ママおすすめの手作りノートです。

私も実際に作ってみました。効果はテキメンで息子の算数の偏差値がすぐに上がっていきました。しかし、問題もあります…。

手作りだからコピーした問題をハサミでチョキチョキして、糊(のり)でペタペタ。結構時間がかかる。

さらに貼り付けた紙に加えて糊で貼っているので

  • ノートも分厚くなって、
  • 糊で貼るため紙がヨレヨレな部分があったり

管理しずらいし、子どもが解きづらいのでは…? と思いました。

実は、この手作りノートの大変なところをデジタル化することによってパワーアップしたので、シェアしたいと思います!

おかともん
おかともん

理系院卒。税理士資格持ち。過去に地方公務員17年勤務し、子ども3人を夫婦フルタイムで育て。現在、長男の中学受験に並走中。
長男は佐藤ママのオリジナル解き直しノートで6年生9月からも算数偏差値上昇!

この記事でわかること
・佐藤ママの解き直しノートをデジタル化する具体的な手順
・デジタル化のメリット・デメリット
・デジタルノートで偏差値アップを目指すコツ

特製ノートにより算数の偏差値がアップ!
デジタル化による特製ノートはスキャナ操作になれると1時間で特製ノート作成可能で、出来上がりもきれい。興味ある方は最後までお読みください

結論から(そして偏差値5アップ)

これができます!(完成品はこれ)

完成品の見本写真
コクヨ(KOKUYO) クリップノート BIZRACK A4の3冊分の特製ノート
3冊分のオリジナル特製ノートの厚さ
3冊分。全て20~25枚のA4用紙が収納されています(算数40~50題分)
筆者オリジナル特製ノートの完成写真
糊やハサミのつぎはぎ感なしのスッキリ。贅沢に1枚を使える。
オリジナル特製ノートのメリット
  • 特製ノート作りの時短:慣れれば1時間で完成
  • 見た目が綺麗:糊のはみ出しやページの歪みなし
  • 管理が楽:データもクラウド保存できて検索が便利!

偏差値アップはどれくらい?

結論から言うと偏差値は+5程度アップしました

【経過】

特製ノートの開始は、小6の9月からです(※理由は親が自分の試験を優先していたゴメン)。

それまでの算数の平均偏差値平均51.1でした。それが以下のようになったのです。

算数のサピックス偏差値前回比
開始前5回平均51.10
第1回合格力判定サピックスオープン54.1+3.0
10月度マンスリー実力テスト62.3+8.2
第2回合格力判定サピックスオープン57.6-4.7
第3回合格力判定サピックスオープン59.8+2.2
11月度マンスリー実力テスト56.3-3.5
第4回合格力判定サピックスオープン56.0-0.3

こんな感じで偏差値56↑は安定することができました。以前の息子は50未満のこともあったり、50前後を上下していたのが、安定するようになったのです。

偏差値が上がった理由は…

ノートは1問1ページ。拡大コピーで難しい問題も易しくなる。

これだと思います(佐藤ママと同じです)。ノートが大きく使えることで算数に必要な思考の整理ができるようになったのです。

思えば私も試験勉強するときもA4のノートを思うがままに書いて使ってたなあ。

以前までの息子は、算数「デイリーサポート」教材でA~E問題の回答欄に男の子と特有の汚くて、大きい字がぐちゃぐちゃに書かれていました。

A4サイズに1枚に1問になることで、ぐちゃぐちゃに書かれることはなく、必ず余白が出るようになりました。

結果として、算数特製ノートのおかげで、算数全体の思考の方法が整理されて成績アップになったのだろうと思っています。

佐藤ママの解き直しノートとの比較

佐藤ママの特製ノートの作り方(引用)
東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方より
東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方
東大理三に3男1女を合格させた母親が教える 東大に入るお金と時間の使い方

本に紹介されていた佐藤ママの特製ノートはこんな感じです。

筆者が作成した佐藤ママの特製ノート
筆者が作った佐藤ママ流の特製ノート(糊跡や切り貼り感があり、私の好みではない。下手でごめんなさい)

佐藤ママが推奨する特製ノートの作り方

  1. すべての問題を自宅のコピー機で拡大コピーする
  2. 問題をハサミで切りぬく
  3. A4の罫線入りの大学ノートを用意する
  4. 切った問題を1ページに1問となるよう糊で貼る

これです。
(詳しくは佐藤ママの解き直しノートとは?へ飛ぶ)

これと「オリジナル特製ノート」を比較し結果の感想…

  • 面倒
  • 出来上がりが汚い
  • ノートが厚い

これがあって、もっとスマートにできないのかと考えたのです。

オリジナル特製ノートと佐藤ママの特製ノート3さつづつの厚み比較の図
左のオリジナル特製ノート3冊の厚さ2.4cmと佐藤ママの特製ノート3冊の厚さ3.6cmでした

私が、一番嫌だったのが、出来上がりが糊や切り貼り間があって解きにくいのではと思ったところ

比較項目手作りノートデジタルノート
作業時間2~3時間以上(実体験)1時間程度
材料費糊・ハサミ・ノート代コピー用紙・インク
クリップノート
見た目の仕上がり手作業で個人差あり
糊跡や貼りつけ感がある
プロ仕様のような仕上がり
管理のしやすさ厚みがある。
物理的なスペース必要
薄くなる
PCやクラウドでスッキリ管理

作り方

ここでは、実際にデジタル化された解き直しノートを作成する手順を詳しく解説します。初心者でも迷わず進められるよう、各ステップを具体的に示しました。

それでは、デジタル化の具体的な手順をご紹介します!

用意するもの

  • パソコン(windowsを使用しています)
  • スキャナー・プリンター(ブラザーMFC-J6997CDWを使用)
  • PDF編集ソフト(無料のもので十分)PDF-XChange Viewer
  • テンプレート(パワーポイント用の見本を無料ダウンロードできます)
  • コクヨ クリップノート BIZRACK

はじめに、6つのステップを簡単に紹介

簡単に言うと
  1. スキャナーする(15分)
  2. スキャナしたPDFデータをスナップショットでgoogleスライドに貼りつけ(20分)
  3. 細かく編集(20分)
  4. 印刷(4分)
  5. クリップノートに挟む(1分)
  6. 完成(合計60分)

私にとって、ハサミで切って糊ではってより断然スムーズにできます。

スキャナーする(15分) 問題のデジタル化

スキャナしている図
中学受験の必須アイテムのA3のプリンタスキャナーでPDFデータにする

まず、テキスト(問題)をデジタル化します。

  1. スキャナーやスマホアプリでスキャン
    • 問題集やプリントから、問題をスキャンします。
    • ポイント:スマホで撮影する場合、角度を揃えて撮影すると仕上がりが綺麗になります。
  2. スキャンしたデータをPDF形式で保存
    • スキャン後のデータは、PDF形式で後の編集で使いやすいです。

スキャナの選び方はこの記事で、またスキャナしてPDF化する方法はこの記事で紹介しています。

スキャナしたPDFデータをスライドに貼りつけ(20分)

スキャンしたPDFをスナップショットする図
  1. テンプレートの活用
    • スキャンした問題をテンプレートに配置します。
    • スライドのテンプレートを開きます。
    • テンプレートをダウンロード(←本記事で提供するパワーポイント用のテンプレート。)
       (※お好みでダウンロードします。)
  2. スキャナしたPDFデータをPDF編集ソフトで開きます
    • PDF-XChange Viewerを立ち上げてPDFを開く
    • 私はPC:windowsのデスクトップパソコン
    • アプリ:PDF-XChange Viewerを使用しています
    • 注意:スナップショット機能があるものにしてください
  3. 問題文をスナップショットする
    • スキャンした問題をスナップショット機能を使ってコピーします。
  4. 画像の貼り付け
    • スライド(テンプレート)にペースト(貼り付け)します
    • 見やすく配置します。
  5. テキストや補足情報を追加
    • ページ上部の問題の情報を手打ちします(例:サポ30-A)
スライドに貼り付けしている図
「Ctrl+V」などで貼り付け。ペタペタと「1ページに1問題」になるよう張り付けていきます。図形問題は真ん中にズドンと置くことがコツ!

編集する(20分)

印刷をする前に編集した内容を確認します

  • 問題文にぬけや修正が必要な部分はないか。
  • 問題タイトルがあっているか。
  • 問題文がスキャナにより傾いていないか→回転機能を使ってできるだけ直します。
  • (背景を方眼紙を使っている場合は)問題文の白地を「透明な色に設定」で方眼が見えるようにします。

印刷(4分)

両面印刷する様子

プリンタ設定で「両面印刷」を選択します。

クリップノートに挟む(1分)

印刷した用紙をクリップノートに綴じる写真
クリップノートは、印刷した紙を簡単に綴じられます。管理もラクちんに

ノートの組み立て

  1. 印刷したページを順番通りに並べます。
  2. 印刷した用紙をクリップノートに挟む
    • 私はこれを使っています。
    • 差し替えや追加できれいにできる。
  3. クリップノートの固定具を使って綴じます。

完成(合計60分)

完成品の見本写真
1冊だけだったら、スキャナ時間含めて概ね60分で完成できます。
<<注意点>>
  • サピックスの算数サポート教材のうちコピーしている問題は①授業中に間違えた問題、②未取り組み問題(A〜E他)です。
  • 時間は目安です。※①選択する問題数や②使用機器、③操作の慣れにより増減します
  • 佐藤ママは「全部」の問題をコピーしています。
  • ウチでは本人の能力と可処分時間を考慮した結果です。
  • 枚数が多いとBIZRACKクリップノートの容量限度25枚を超えるかもしれません。

メリット

  • 算数の問題を余白一杯で取り組める
    • 狭い解答用紙に取り組んだ場合、思考の整理に集中できず「どこに書こう…?」などの余念を生じさせないことで、算数の技術力がアップ。
    • サピックスB4の1/4からA4の1ページなので計算スペース2.6倍!
  • 親の負担が軽減!
    • ノート作りの時間がぐっと短縮されて、その分、親の手間がラクに。
    • 子どもと復習する時間に使えます
  • 子どもが取り組みやすい
    • 見た目が綺麗で分かりやすいので、子どもが抵抗なく使えるのがポイントです!
特製ノートにより計算スペース2.6倍

デメリット

一方でデメリットもあります。

  • PCスキルが必要
    • 最初は少し慣れるのに時間がかかるかもしれません。
  • 印刷やノート代
    • クリップ式ノートを買う手間と印刷コストが発生します。
  • デジタル化に必要なコスト
    • 初期費用
      • スキャナー:3万~(スマホアプリ利用なら無料)
      • PDF編集ソフト:無料版あり(PDF-Viewer)。
      • プリンタ用紙・インク:約数十円(1回当たり)。
      • クリップノート:約500円。
    • ランニングコスト
      • 主にインクや紙代がかかりますが、手作りノートに比べれば大幅に削減できます。

佐藤ママの解き直しノートとは?

この本のP149以降に詳しく紹介されています。

受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!
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佐藤ママが推奨する特製ノートの作り方
  • step1
    すべての問題を拡大コピーする
    問題を拡大コピーする写真
    B4サイズはA3サイズにコピーするとA4大学ノートにちょうどいい(115%拡大)
  • step2
    問題をハサミで切りぬく
    コピーした問題をハサミで切りぬく様子の写真
    チョキチョキする
  • step3
    A4の罫線入りの大学ノートを用意する
    A4サイズの大学ノートを用意する写真
    A4の大学ノートです。100円ショップでも売っています。
  • step4
    切った問題を1ページに1問となるよう糊で貼る
    糊で切った問題を貼る写真
    ノートに貼り付けます(罫線入り、無地、方眼など好みで)
  • step5
    完成
    佐藤ママの特製ノートの完成写真
    佐藤ママの特製ノートの完成

親がサポートに徹することで、子どもに繰り返し復習させるためのものです。

問題をノートに貼り付ければテキストとノートを交互に見る手間を省け、視点をずらすことなく集中することができます。

4人分をコピーして、切って、貼って、をひたすら繰り返していました。なかなか大変な作業でしたけど…。

引用:受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!より

ノートは1問1ページが紹介されている本(引用)
受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!より
佐藤ママとは
  • 佐藤ママこと佐藤亮子さんは、3男1女全員を東京大学理科三類(医学部)に合格させた母親です。3男は灘中・高校を経て東大理IIIに合格。長女は洛南中・高校を経て東大理IIIに合格
  • 佐藤さんの中学受験の育児法や教育法に注目が集まり、著書やメディア出演、講演など幅広く活躍しています。
  • 解き直しノートは佐藤ママも自画自賛している自慢の学習グッズです。

まとめ

デジタル化によるノート作りは、作業効率が上がり、結果的に勉強時間を確保できます。

手作りノートの良さもあるけど、忙しい家庭にはデジタル化が合っているかもしれないです。

完成品の見本
目いっぱいのノートで子どもに算数を解かせてみませんか。

用意するものをおさらいします!

  • パソコン(windowsを使用しています)
  • スキャナー・プリンター(ブラザーMFC-J6997CDWを使用)
  • PDF編集ソフト(無料のもので十分)PDF-XChange Viewer
  • テンプレート(パワーポイント用の見本を無料ダウンロードできます。)
  • コクヨ クリップノート BIZRACK

ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか?

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