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佐藤ママの「算数特製ノート」は知っていますか?
そうです、算数の問題をコピーしてノートに貼り付けて作るもの。佐藤ママおすすめの手作りノートです。
私も実際に作ってみました。効果はテキメンで息子の算数の偏差値がすぐに上がっていきました。しかし、問題もあります…。
手作りだからコピーした問題をハサミでチョキチョキして、糊(のり)でペタペタ。結構時間がかかる。
さらに貼り付けた紙に加えて糊で貼っているので
- ノートも分厚くなって、
- 糊で貼るため紙がヨレヨレな部分があったり
管理しずらいし、子どもが解きづらいのでは…? と思いました。
実は、この手作りノートの大変なところをデジタル化することによってパワーアップしたので、シェアしたいと思います!
理系院卒。税理士資格持ち。過去に地方公務員17年勤務し、子ども3人を夫婦フルタイムで育て。現在、長男の中学受験に並走中。
長男は佐藤ママのオリジナル解き直しノートで6年生9月からも算数偏差値上昇!
この記事でわかること
・佐藤ママの解き直しノートをデジタル化する具体的な手順
・デジタル化のメリット・デメリット
・デジタルノートで偏差値アップを目指すコツ
特製ノートにより算数の偏差値がアップ!
デジタル化による特製ノートはスキャナ操作になれると1時間で特製ノート作成可能で、出来上がりもきれい。興味ある方は最後までお読みください
結論から(そして偏差値5アップ)
これができます!(完成品はこれ)
- 特製ノート作りの時短:慣れれば1時間で完成
- 見た目が綺麗:糊のはみ出しやページの歪みなし
- 管理が楽:データもクラウド保存できて検索が便利!
偏差値アップはどれくらい?
結論から言うと偏差値は+5程度アップしました
【経過】
特製ノートの開始は、小6の9月からです(※理由は親が自分の試験を優先していたゴメン)。
それまでの算数の平均偏差値平均51.1でした。それが以下のようになったのです。
算数のサピックス偏差値 | 前回比 | |
開始前5回平均 | 51.1 | 0 |
第1回合格力判定サピックスオープン | 54.1 | +3.0 |
10月度マンスリー実力テスト | 62.3 | +8.2 |
第2回合格力判定サピックスオープン | 57.6 | -4.7 |
第3回合格力判定サピックスオープン | 59.8 | +2.2 |
11月度マンスリー実力テスト | 56.3 | -3.5 |
第4回合格力判定サピックスオープン | 56.0 | -0.3 |
こんな感じで偏差値56↑は安定することができました。以前の息子は50未満のこともあったり、50前後を上下していたのが、安定するようになったのです。
偏差値が上がった理由は…
ノートは1問1ページ。拡大コピーで難しい問題も易しくなる。
これだと思います(佐藤ママと同じです)。ノートが大きく使えることで算数に必要な思考の整理ができるようになったのです。
思えば私も試験勉強するときもA4のノートを思うがままに書いて使ってたなあ。
以前までの息子は、算数「デイリーサポート」教材でA~E問題の回答欄に男の子と特有の汚くて、大きい字がぐちゃぐちゃに書かれていました。
A4サイズに1枚に1問になることで、ぐちゃぐちゃに書かれることはなく、必ず余白が出るようになりました。
結果として、算数特製ノートのおかげで、算数全体の思考の方法が整理されて成績アップになったのだろうと思っています。
佐藤ママの解き直しノートとの比較
本に紹介されていた佐藤ママの特製ノートはこんな感じです。
佐藤ママが推奨する特製ノートの作り方
- すべての問題を自宅のコピー機で拡大コピーする
- 問題をハサミで切りぬく
- A4の罫線入りの大学ノートを用意する
- 切った問題を1ページに1問となるよう糊で貼る
これです。
(詳しくは佐藤ママの解き直しノートとは?へ飛ぶ)
これと「オリジナル特製ノート」を比較し結果の感想…
- 面倒
- 出来上がりが汚い
- ノートが厚い
これがあって、もっとスマートにできないのかと考えたのです。
私が、一番嫌だったのが、出来上がりが糊や切り貼り間があって解きにくいのではと思ったところ
比較項目 | 手作りノート | デジタルノート |
---|---|---|
作業時間 | 2~3時間以上(実体験) | 1時間程度 |
材料費 | 糊・ハサミ・ノート代 | コピー用紙・インク クリップノート |
見た目の仕上がり | 手作業で個人差あり 糊跡や貼りつけ感がある | プロ仕様のような仕上がり |
管理のしやすさ | 厚みがある。 物理的なスペース必要 | 薄くなる PCやクラウドでスッキリ管理 |
作り方
ここでは、実際にデジタル化された解き直しノートを作成する手順を詳しく解説します。初心者でも迷わず進められるよう、各ステップを具体的に示しました。
それでは、デジタル化の具体的な手順をご紹介します!
用意するもの
- パソコン(windowsを使用しています)
- スキャナー・プリンター(ブラザーMFC-J6997CDWを使用)
- PDF編集ソフト(無料のもので十分)PDF-XChange Viewer
- テンプレート(パワーポイント用の見本を無料ダウンロードできます)
- コクヨ クリップノート BIZRACK
はじめに、6つのステップを簡単に紹介
- スキャナーする(15分)
- スキャナしたPDFデータをスナップショットでgoogleスライドに貼りつけ(20分)
- 細かく編集(20分)
- 印刷(4分)
- クリップノートに挟む(1分)
- 完成(合計60分)
私にとって、ハサミで切って糊ではってより断然スムーズにできます。
スキャナーする(15分) 問題のデジタル化
まず、テキスト(問題)をデジタル化します。
- スキャナーやスマホアプリでスキャン
- 問題集やプリントから、問題をスキャンします。
- ポイント:スマホで撮影する場合、角度を揃えて撮影すると仕上がりが綺麗になります。
- スキャンしたデータをPDF形式で保存
- スキャン後のデータは、PDF形式で後の編集で使いやすいです。
スキャナの選び方はこの記事で、またスキャナしてPDF化する方法はこの記事で紹介しています。
スキャナしたPDFデータをスライドに貼りつけ(20分)
- テンプレートの活用
- スキャンした問題をテンプレートに配置します。
- スライドのテンプレートを開きます。
- テンプレートをダウンロード(←本記事で提供するパワーポイント用のテンプレート。)
(※お好みでダウンロードします。)
- スキャナしたPDFデータをPDF編集ソフトで開きます
- PDF-XChange Viewerを立ち上げてPDFを開く
- 私はPC:windowsのデスクトップパソコン
- アプリ:PDF-XChange Viewerを使用しています
- 注意:スナップショット機能があるものにしてください
- 問題文をスナップショットする
- スキャンした問題をスナップショット機能を使ってコピーします。
- 画像の貼り付け
- スライド(テンプレート)にペースト(貼り付け)します
- 見やすく配置します。
- テキストや補足情報を追加
- ページ上部の問題の情報を手打ちします(例:サポ30-A)
編集する(20分)
印刷をする前に編集した内容を確認します
- 問題文にぬけや修正が必要な部分はないか。
- 問題タイトルがあっているか。
- 問題文がスキャナにより傾いていないか→回転機能を使ってできるだけ直します。
- (背景を方眼紙を使っている場合は)問題文の白地を「透明な色に設定」で方眼が見えるようにします。
印刷(4分)
プリンタ設定で「両面印刷」を選択します。
クリップノートに挟む(1分)
ノートの組み立て
完成(合計60分)
- サピックスの算数サポート教材のうちコピーしている問題は①授業中に間違えた問題、②未取り組み問題(A〜E他)です。
- 時間は目安です。※①選択する問題数や②使用機器、③操作の慣れにより増減します。
- 佐藤ママは「全部」の問題をコピーしています。
- ウチでは本人の能力と可処分時間を考慮した結果です。
- 枚数が多いとBIZRACKクリップノートの容量限度25枚を超えるかもしれません。
メリット
- 算数の問題を余白一杯で取り組める
- 狭い解答用紙に取り組んだ場合、思考の整理に集中できず「どこに書こう…?」などの余念を生じさせないことで、算数の技術力がアップ。
- サピックスB4の1/4からA4の1ページなので計算スペース2.6倍!
- 親の負担が軽減!
- ノート作りの時間がぐっと短縮されて、その分、親の手間がラクに。
- 子どもと復習する時間に使えます
- 子どもが取り組みやすい
- 見た目が綺麗で分かりやすいので、子どもが抵抗なく使えるのがポイントです!
デメリット
一方でデメリットもあります。
- PCスキルが必要
- 最初は少し慣れるのに時間がかかるかもしれません。
- 印刷やノート代
- クリップ式ノートを買う手間と印刷コストが発生します。
- デジタル化に必要なコスト
- 初期費用
- スキャナー:3万~(スマホアプリ利用なら無料)
- PDF編集ソフト:無料版あり(PDF-Viewer)。
- プリンタ用紙・インク:約数十円(1回当たり)。
- クリップノート:約500円。
- ランニングコスト
- 主にインクや紙代がかかりますが、手作りノートに比べれば大幅に削減できます。
- 初期費用
佐藤ママの解き直しノートとは?
この本のP149以降に詳しく紹介されています。
- step1すべての問題を拡大コピーする
B4サイズはA3サイズにコピーするとA4大学ノートにちょうどいい(115%拡大) - step2問題をハサミで切りぬく
チョキチョキする - step3A4の罫線入りの大学ノートを用意する
A4の大学ノートです。100円ショップでも売っています。 - step4切った問題を1ページに1問となるよう糊で貼る
ノートに貼り付けます(罫線入り、無地、方眼など好みで) - step5完成
佐藤ママの特製ノートの完成
親がサポートに徹することで、子どもに繰り返し復習させるためのものです。
問題をノートに貼り付ければテキストとノートを交互に見る手間を省け、視点をずらすことなく集中することができます。
4人分をコピーして、切って、貼って、をひたすら繰り返していました。なかなか大変な作業でしたけど…。
引用:受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!より
- 佐藤ママこと佐藤亮子さんは、3男1女全員を東京大学理科三類(医学部)に合格させた母親です。3男は灘中・高校を経て東大理IIIに合格。長女は洛南中・高校を経て東大理IIIに合格
- 佐藤さんの中学受験の育児法や教育法に注目が集まり、著書やメディア出演、講演など幅広く活躍しています。
- 解き直しノートは佐藤ママも自画自賛している自慢の学習グッズです。
まとめ
デジタル化によるノート作りは、作業効率が上がり、結果的に勉強時間を確保できます。
手作りノートの良さもあるけど、忙しい家庭にはデジタル化が合っているかもしれないです。
用意するものをおさらいします!
- パソコン(windowsを使用しています)
- スキャナー・プリンター(ブラザーMFC-J6997CDWを使用)
- PDF編集ソフト(無料のもので十分)PDF-XChange Viewer
- テンプレート(パワーポイント用の見本を無料ダウンロードできます。)
- コクヨ クリップノート BIZRACK
ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか?
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