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私は毎日息子の丸付けをしています。今回、丸付けに使うペンを赤サインペンではなく、フリクションマーカーを使っている理由を解説します。
子どもの勉強の面倒って大変ですか?
丸付けって大変ですか?
私は丸付けの作業は、子どもの理解度をチェックし、間違いから学ぶ重要なプロセスだと思っています。
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フリクションマーカーと赤サインペンの基本スペックを紹介
中学受験の勉強において、丸付けは子どもの理解度を確認し、指導する上で欠かせない作業です。そのために使う筆記具の選択は、親御さんにとっても重要なポイントとなります。
はじめに、新しい選択肢である「フリクションマーカー」と、最も良く利用されているであろう「赤サインペン」の基本スペックを比較してみましょう。
Pilot パイロット 消せる蛍光ペン フリクションライト 6色 SFL-60SL-6C
- 価格: アマゾンでの販売価格は476円で、6色セットとなっており、1本あたり約79円となります2。
- 特徴: フリクションマーカーは、摩擦熱で色が消えるというユニークな特性を持っています。ボディ後部の専用ラバーで擦ることで、インクが透明になり、消しカスが出ないため、紙が汚れることなく、何度でも書き直しが可能です
ぺんてる サインペン 5本パック
- 価格: 一般的なぺんてるのサインペン5本パックは、価格帯としては約300円から500円程度で販売されていることが多く、1本あたり約60円から100円です。
- 特徴: 赤サインペンはその鮮やかな発色で知られており、書き心地も滑らかです。しかし、一度書いたものは消すことができないため、修正が必要な場合は新しい紙を使う必要があります。
※フリクションカラーズというものもある
フリクションにはサインペンタイプのフリクションカラーズというものがあります。
サインペンタイプとマーカータイプの違い
- サインペンタイプはペン先が丸く、細く線を描けます。
- マーカータイプはペン先がマーカーっぽい細長い形状をしています。
ペン先の向きを変えることで太字から細字まで好みで描くことができます(コツがいりますが)。
どちらを使う? 私がマーカータイプを使う理由
どちらでも良いですが、私は下記の理由からマーカータイプを使用しています。
- マルorバツかどうかがハッキリわかる
- バツとなった理由を強調(問題文にマーカーを引くこと)して子どもに伝えやすい
- ペン先の向きによって極太か細字かを使い分けられる
ここで、最も大切なのは受験生本人が、丸付けの結果をフィードバックできるかどうかです。また、親が使いやすいかどうかも大切です。
フリクションマーカーの良い点
擦ると消えること
従来の赤サインペンで丸付けをすると、一度書いたものは消せません。間違えた場合や、子どもが再度問題に挑戦したいときに、元の状態に戻すことができないのです。これが、フリクションマーカーを愛用する最大の理由です。
フリクションマーカーなら、擦るだけで簡単に書いた痕を消すことができます。親のが丸付けを間違ったときや、子どもが同じ問題に再挑戦するときに、クリーンな状態で取り組むことが可能になります。
擦る以外にも、ドライヤーを使うとで、手早く消すことができます
発色が良いこと
フリクションマーカーのもう一つの魅力は、その発色の良さです。
赤サインペンも発色は良いのですが、フリクションマーカーはより鮮やかで、目にも優しい色合いをしています。これにより、丸付けした部分が一目でわかり、子どもが間違えた箇所をすぐに見つけることができます。また、色の鮮やかさが子どものモチベーションを高める効果も期待できます。
何回間違えたかが見やすくできること
フリクションマーカーを使うと、何回間違えたかを色で分けて記録することができます。
例えば、初めて間違えた問題には赤で、2回目は青で…といった具合です。
これにより、どの問題が苦手で、どれだけの回数間違えたかが一目でわかり、効率的な復習が可能になります。
インターネット上で「赤サインペンで丸付けをしたとき、不便と感じたところ」を検索すると、多くの親御さんが同じような悩みを抱えていることがわかります。特に、消せないことによるごちゃごちゃした見た目や、間違えた問題への再挑戦がしにくい点が不便と感じられているようです。
私の経験からも、フリクションマーカーは中学受験の勉強において、非常に便利なツールであると言えます。子どもが間違えから学び、成長していく過程をサポートするためにも、フリクションマーカーの使用をお勧めします。
フリクションマーカーの悪い点
ここまで、良い点を説明してきました。一方、フリクションマーカーのデメリットも見ていきましょう。自分が使っていて、感じるのは以下の点です。
- ペン先が長細い…フリクションマーカーのペン先はサインペンと違って、長細いです。そのため、ペン先の向きに気をつけないと、太さが変わってしまいます。
- 消えやすい…フリクションのインクは、熱によって消える特性があるため、高温になると書いた内容が消えてしまう可能性があります。※60度になると消えるようです。
- 消し跡が残ることがある…フリクションで消した後に文字跡が少し残ることがあります。
他にも、消したい場所に、印刷文字や鉛筆で記入した部分があると、一緒にこすれて黒ずみが起きることがあります。
メリットとデメリットと使用状況に応じてフリクションマーカーを活用してください。
フリクションマーカーを使った丸付けの手順
- 準備:フリクションマーカーを用意します。色は、間違いを明確に示せるよう、赤や青など、答案とは異なる色がおすすめです。
- 丸付け開始:子どもが解いた問題を一つずつ確認し、正解の場合は、問題番号の横や解答の上に小さな丸をつけます。間違っている場合は、間違いを指摘するための印(✖など)をつけます。
- 間違いの指摘:間違った問題については、正しい解答や解説を隣に書き加えることができます。問題文等で強調したいところがあれば、マーキングすることもあります。
- 間違いの修正:子どもが間違いを修正した後、再度その問題に挑戦し、正解した場合は、前回と違うのマーカーを使って正誤の印をつけます。
- フィードバック:丸付けが終わったら、子どもと一緒に間違えた問題を見直し、なぜ間違えたのか、どうすれば正解できるのかを話し合います。フリクションマーカーで書いたメモや指摘も参考にしながら、理解を深めます。マーカーが多色となった問題は弱点であると一目で認識できます。
- 保管:フリクションマーカーで書いた答案は、高温になる場所を避けて保管します。フリクションマーカーのインクは熱によって消えるため、直射日光の当たる場所や車内など高温になりやすい場所は避けましょう。
フリクションマーカーを使用することで、間違いを柔軟に修正し、子ども自身が自分の理解を深めることができます。ただし、フリクションマーカーのインクが熱で消える特性には注意が必要です。
まとめ
中学受験の勉強は、ただでさえ大変なもの。その中で、少しでも子どもの学習効率を上げ、モチベーションを維持するためには、親ができる工夫が求められます。
フリクションマーカーのような小さなツールが、大きな差を生むこともあります。子どもの学びをサポートするために、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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